ウィズコロナが常態化して以降、日本のウェディング業界の海外インバウンド施策が活発化しています。今回、台湾の結婚事情や、CAKEHASHIが2023年下半期〜2024年上半期にお手伝いしたウェディング業界のインバウンド事例をご紹介します。

挙式やフォト 新婦や親御さんに主導権?

台湾も日本と同様、結婚に関しては女性が主導権を握っているパターンが多く、ウェディングドレスやフォト、式場について女性のほうが明確な理想を持っています。また何かと費用のかかる結婚に関して、双方の親御さんが金銭面でサポートするということもあります。豪華な披露宴、フォトを用意することは一種の世間に対する面子の表れでもあり、カップルの結婚に対して意見を主張する親御さんもいます。

台湾では結婚式、披露宴に先立って、招待状や会場で披露するために美しいウェディングフォトを前もって用意することがマストとなります。結婚を考えているカップルは日本と同様にプランナーにアドバイスを依頼する場合もありますが、カップル自身で多くの手配を進めるパターンも少くありません。結婚指輪、ドレス、フォト、スーツ、引き出物、会場装飾などの業者を個別に探して納得のいく結婚を演出したいというニーズがあります。

繁忙期にはウェディングフェアが多数開催され、上記業者が集結。会場内は業者たちによるお客の争奪戦が繰り広げられます。ブースの周囲に営業部隊を送り込み、通りすがりのお客の前に立ちはだかり、巧みな話術で引き止めては、見事に自身のブースへ送客します。積極的に売り込み、競争が激しいのが印象的です。ウェディングフォトは台湾国内だけでなく海外も人気で、日本で着物を着て撮影したいというニーズがあります。その他海外だとヨーロッパ、フランス・パリも人気なスポットです。

■実績1. 台湾展示会への出展サポート

昨年11月に某日本大手旅行代理店さまを通じて、日本からのウェディング業界5社による共同出展をお手伝いさせていただきました。日本全土でウェディングやウェディングフォトなどを展開している企業さまで、コロナ明けのタイミングでインバウンド需要を取り込む狙いがあります。

CAKEHASHIが以下をお手伝い!

  • 周知のためのSNSやGoogleを通じたウェブ広告
  • 誘客を目的とするウェブメディアに掲載する記事広告の作成
  • ブースバックパネル、配布用フライヤーのデザイン・データ入稿※
  • 展示会への出展申請サポート※
  • イベント当日のオペレーションサポートなど※
  • 自社ニュースメディア、台北経済新聞による取材・報道      ※は応相談 

イベント当日は台湾の同業他社も多数出展されるため、誘客を強化するためFacebookやInstagram、Googleを介したウェブ広告の配信しました。結婚トピックに興味関心があり、結婚適齢期かつイベント会場周辺に住んでいるユーザーに対して正確に広告を配信することが可能なため、実際に広告を見て来たというカップルもいました。

台湾版ゼクシィ「Weddings 新娘物語」や最有力ニュースメディア「ETtoday」へ今回の日本から出展する業者をフューチャーした記事広告を掲載しました。「円安の今、日本旅行のついでに挙式やフォトを撮るチャンス」といったストーリーで展開し、広告色を抑えつつ、潜在層にも情報をリーチさせることができます。

当日は神社やお城、沖縄でのフォトについて問い合わせが多い印象です。

CAKEHASHIはウェブ広告に必須なバナーのデザインまでワンストップで提案が可能です。出展にあたりブースのバックパネルやフライヤーのデザインも弊社が担当しました。台湾を拠点に活動しているため、言語の障害はありません。

同イベントに関する台北経済新聞の記事はこちら

実績2. ウェディングフェアの主催サポート

今年2月には沖縄県リゾートウェディング事業の海外プロモーションをお手伝いしました。沖縄での挙式やウェディングフォトを台湾人向けにPRするため実際にリアルイベントを開催し、台湾人カップルを呼び込みます。6業者+2団体が出展しイベント2日間とも満席になり、相談の順番待ちができるほど盛況となりました

CAKEHASHIが以下をお手伝い!

  • 集客のためのウェブ広告・ウェブバナーのデザイン
  • 遷移先のランディングページの作成
  • 開催規模に合った会場選定・設営※
  • 台湾モニターカップルの募集※
  • イベント当日のオペレーションサポートなど※
  • 自社ニュースメディア、台北経済新聞による取材・報道      ※は応相談 

一般的なウェディングフェアと異なり、オフィスビルのコワーキングスペースを活用し、ゆっくりと座りながらプランナーに相談ができる場を用意しました。ウェブ広告を通じたカップルの問い合わせ予約数は、当日客も含め100組以上獲得できました。

当日は親御さんを連れて参加する台湾人カップルも見えたほか、1ブースにつき1時間近く相談するカップルもいて、沖縄ウェディングに強いニーズを持つ人が多いことがうかがえました。沖縄の海が見えるチャペルやビーチは台湾人カップルに大人気ですが、同イベントの目玉である美ら海水族館の館内で撮影するフォトプランに多くの人が興味を寄せていました。

広告では沖縄産ギフトが当たる抽選イベントをアピールし、カップルの参加意欲を刺激します。

同イベントに関する台北経済新聞の記事はこちら

台湾のインバウンド事業を強化したいとお考えでしたら、ぜひ弊社へご一報ください。ウェディング業界に限らず、他分野でケースに合った施策を提案させていただきます。