日本とは違うPR手法!台湾の展示会にはショーガール(SG)が欠かせない!

インターンの田中です。
7月30日から8月3日まで「台北電腦應用展覽會」が開かれていました。
最新の3C商品の展覧会で、BtoBで有名な「COMPUTEX TAIPEI」のBtoC版とも言える大きな商機会の1つです。

IT大国台湾での3C展示会は見ごたえがあります

台湾での3C展示会の様子

そして、台湾の展示会の特徴といえば、やはり「ショーガール」を使った広告演出です。
モーターショーなどの展示会でない限り、日本ではあまり見る機会のないショーガールですが、
今回の台湾での展示会では日本企業も「ショーガール」を起用し販促活動を行っていました。
ところで、台湾ではなぜ「ショーガール」を起用するのでしょうか?
それはショーガールを起用することで「カメラマン」を獲得するができるからです。

ショーガールは多くのカメラマンを惹きつけます

ショーガールとキャンペーンをうまく組み合わせることで、注目をさせることができます。

多くの日本の有名メーカーも「ショーガール」を起用していました

ショーガール達と混じって楽しむ、参加型のキャンペーンイベントなども台湾では一般的です。

実際にショーガールを使った演出をしているブースを見ると、
まるでアイドルの撮影会かと思うほどの賑わいを見せていました。
ここでカメラマンに撮影された「ショーガール」は「メーカー名の入ったロゴ」と一緒に個人ブログやメディア上などに掲載されます。
今回の展覧会についてもネット上の記事を見るとショーガールが写った写真がトップページを飾っていました。
これらの動画が無料動画サイト「YouTube」などでも取り上げられ、PVも増える=結果的に企業ロゴが露出する
という狙いのもと行われています。
台湾の大手メーカーはどの企業も「ショーガール」を起用していました

ショーガールがいると華やかでいいですね

貿易センターで行われてきた様々な展示会を見学してきましたが、今回の3C展示会だけでなく旅行や家具の展示会でもショーガールは起用されています。
台湾において「ブランド力」だけでは、十分な宣伝効果を得ることができないのかもしれません。
海外でのPRで注意したいのは、文化の違いだけでなく、根拠あるPR手法が根付いています。
台湾で展示会PRを行う場合は、
ショーガールだけでなく、プロモーションの方向性やその狙いなど、その国の属性や根拠に沿った戦略が必要です。