アジアが大注目、今年で開催22年目「ART TAIPEI(アート台北)2016」

カケハシの事務所がある台北世界貿易センタービルでは、
台湾最大のイベントや、アジア規模の大きな展覧会が毎週のように開催されています。
(ちなみにカケハシは6階にあります。)

台湾やアジアの流れを肌で感じることができるので、
毎週どんな展覧会が行われるかを確認するのが出勤時の楽しみになっています。

先日、アジア最大規模のアート展覧会「ART TAIPEI(アート台北)2016」が
開催されたので早速行ってきました!

 

「アート台北2016」とは?

今年で22年目を迎えた「アート台北」はアジアで最も長い歴史を持ち、
マーケットの場として重要な役割を果たしている芸術博覧会のひとつです。

11月12〜15日の4日間、台北世界貿易センタービルで開催されました。
アートを楽しむ事もでき、その場で作品を購入することもできます。

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今年で22年目を迎えたアート台北2016。

今年は世界各地(日本・台湾・韓国・中国・香港・東南アジア・欧米諸国等)から
150軒以上のアートギャラリーが出展しました。

世界各地から個性的な作品たちが一同に集結!
展示会では絵画の他に、3Dアートや空間デザインなど、様々な作品が展示されていました。

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色鮮やかなグリーンで思わずじっと眺めました。

こちらはイタリア出身のロバートパンさんの作品。
樹脂とケミカルを使用したアート作品だそうです。

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実物は1m以上の大きな作品です。

こちらは台湾出身のLeigh wenさんのアート作品。
女性から大人気で、作品と一緒に写真を撮っている方も多くいました。

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こちらも台湾出身のLeigh wenさんの作品。

そして個人的に嬉しくなった作品がこちら。
この作品、よ〜く、よ〜〜く見てみると・・・

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2千円札の絵柄は沖縄・首里城の”守礼門”です。

なんと!!!幻の2千円札が!!!!(沖縄ではよく見かけますが)
沖縄出身の私としては、とても嬉しい発見でした。

 

日本からも多くのギャラリーが出展していました。

今年は日本から30軒以上のギャラリーが出展したそうです。
日本のギャラリーにも多くの人が集まっていました。

ミスターチルドレン「HERO」のPVを手がけたアニメーション作家・村田朋泰さんや、
近年台湾でも話題になった写真家・川島小鳥さんなどのブースもありました。

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作品は全て陶器で出来ているそうです。

こちらは京都・艸居ギャラリーの大阪府出身アーティスト
三島喜美代さんの陶器を使用した作品。

三島さんは80歳を超えるアーティストで
「増えるばかりの情報やゴミに恐怖を抱いた」ことを
きっかけにこのような作品を作り始めたのだそうです。

 

番外編:一番驚いた作品。

会場のアート作品で一番驚いた作品がこちら。

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3m近くある大きなアート作品でした。

この作品、なんと600万台湾ドルです。
展覧会へ足を運んだ日のレート(2016年11月12日)だと日本円で約2000万円!
しかもすでに売却済みでした。驚きです。。。

 

中国本土の来場者が一番多い???

会場はたくさんの来場客で賑わっていました。
スタッフの方によると、中国本土からの来場客が一番多いようです。

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会場には多くの来場者が。

今回の展覧会を通して、台北はアジアや世界に触れる事ができる
国際的な街だと改めて感じる事ができました。

また、アーティストと直接お話できるのもアート台北の魅力だと感じました。

個人的には各ブースの商談で使用するテーブルに赤ワインとグラスが
所々置かれていた事も印象的でした。

世間で”富裕層”と呼ばれる人や、自分とは違った生き方をしてる人達の
生活の一コマを覗けた様な気がして、とても良い経験になりました。

来年は2017年10月20日〜23日の4日間、開催されるようです。

世界各地のアーティスト作品に触れる事ができる貴重な機会なので、
アートに興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがですか?

執筆者:YUKO