先日、興味深いニュースを発見しました。

日本政府観光局が「2017年3月の訪日観光客数が220万人を突破し、3月として過去最高となった」と発表したようです。

外国人観光客が年々増加している日本。

矢野経済研究所のデータによると、2015年の訪日観光客の96%はアジアからの訪日観光客との結果が。

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2015年の訪日外国人観光客の多数がアジア圏から

その内63%が中華圏(台湾・中国大陸・香港・マレーシア・シンガポール)!!!

外国人観光客の半数以上が中華圏のお客様!!!私の故郷・沖縄でも圧倒的に多く見かけるのは中華圏の訪日観光客です。

地元の日本人しか知らないはずの飲食店で外国人観光客を見かけたときは、

「どうやってここ調べたの!?」と驚いたことも。。。

皆さん、どうやって情報を調べているのでしょうか。

様々な旅マエの接触メディアがある中で、台湾においての面白いデータをお見せします。

 

 

訪日台湾人観光客の情報源は「ブロガー×ガイドブック」!?

先ほどご紹介したこちらの資料に、訪日観光客の旅行情報源に関するデータを発見しました。

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旅マエで得た旅行情報のソース元

旅行へ出発する前に「個人のブログ」で情報を収集している方が14%。圧倒的1位。

続いて「ガイドブック」が8%と2位です。インターネットが浸透した現在でも、紙モノのガイドブックは根強い人気がある事が分かります。

どうやら多くの訪日観光客はブログとガイドブックを参考にしながら旅行プランを立てる方が多いようです。

いわば空中戦×地上戦ですね。

 

「ブロガー×ガイドブック」のMIX効果でアプローチ!

人口の9割以上がFACEBOOKを利用すると言われている台湾。

過去にはFACEBOOKアクティブ率で世界一になった事も。

facebook大国・台湾では、ブロガーの影響力もかなり強いです。

その中でもトップブロガーの影響力は大きく、彼らが発信する情報を大手メディアがニュースとして取り上げたり、

TVでブロガーさん達が様々なトークテーマでディスカッションすることも。

まるで日本で言うところのバラエティ番組のひな壇芸人さん達のような光景ですね。笑

例えば、日本旅行関係ブロガーであれば、下記の2人は台湾でもトップクラスのブロガーです。

 

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台湾ナンバーワン旅ブロガー、林氏壁さん

①林氏壁

フォロワー数:847,000人(2017年3月現在)
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フォロワー数は84万人以上の林氏。

その影響力はとても強く、林氏のブログ記事から某ニュース媒体の記事になる事もよくあるのだとか。

日本の地方の情報も数多く発信しており、多くのフォロワーが参考にしているようです。

旅行者や有名ブロガーとタイアップした本なども多く出版されております。

 

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女性旅行ブロガーVia

②Via

フォロワー数:446,000人(2017年3月現在)

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女性の旅行トップブロガーといえばこのVia氏。

日本に関する様々な情報を女性目線で発信しており、フォロワーからの信頼も厚いブロガーです。

Facebook記事に対してのフォロワーの反応も高く、写真のクオリティが高いのも特徴です。

そんなブロガーさん達も稀にタイアップされたりするガイドブックや旅行雑誌の中で

人気のラインを紹介していきます。

 

台湾で最も歴史が長いガイドブック「完全制覇シリーズ」

台湾でも多くの旅行雑誌やガイドブックが存在しますが、その中でもトップクラスの人気を誇るのがこちら。

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東京攻略完全制覇

MOOKこと墨刻出版が出版する「完全制覇シリーズ」です。

1998年に創刊以来、2009年までに50カ国以上、200冊発行され総売上部数は1000万冊を突破!

現在では中国語旅行出版書のトップブランドであり、その市場は台湾だけに留まらず、

香港、シンガポール、マレーシア、中国、北米に及びます。

日本の場合は、北は北海道から南は沖縄まで地域に分けてガイドブックを出版しています。

まさに「中華圏の地球の歩き方」と言っていいでしょう。

※この出版社では「地球の歩き方」の中国語版も販売されています。

 

では、そんな完全制覇シリーズの中身を見ていきます。

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内容は各地域の基本情報から、最新の流行スポットなどを見やすく紹介しています。

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ショッピングやファッション情報、現地の生活文化、おすすめの宿泊など、この1冊で思いっきり旅行を楽しめる内容が満載です。

こちらは約2年に1度のペースで新刊を出版します(初回6万部)

※2017年8月頃に東京完全制覇の新刊が発売予定です(東京攻略完全制覇2018)

また、人気のシリーズということもあり、すぐに品切れ状態になり、かなりの数の増刷がされるのも特徴です。

ちなみに前回の「京阪神完全制覇」の時は、2年間の間で十数回の増刷がされました。

すごい人気ですね。

中華圏訪日客の獲得をお考えの方は、こちらの「完全制覇シリーズ」に掲載するのも一つの有効な方法です。

 

 旅行番組と連動した旅行雑誌や、その他のガイドブック

上記でご紹介した「完全制覇シリーズ」の他にも、いくつか人気の高いものをご紹介します。

 

①『iWALKER(愛玩客)』

表紙

旅行番組と一部連動している愛玩客

こちらは台湾でメジャーな総合情報誌「iWalker(愛玩客)」。

台湾の三立テレビが発行しており、旅行番組「「iWalker(愛玩客)」と一部連携して企画構成している所が特徴です。

月曜日から金曜日まで「笑っていいとも」のようにレギュラー芸能人が決まっており、

テーマに応じて各曜日レギュラーが旅行を体験、発信している番組です。

書籍の方は台湾と香港で発売しており、隔月の発売で、発行部数は約10万部。

人気のテーマでは特集号を発行することもあり、日本の旅行情報も定期的に発信されています。

 

 

WOW! 自遊達人』シリーズ

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香港で人気のガイドブック

こちらは香港の旅行専門出版社が発行するガイドブック。

1998年に創刊され、香港と台湾で人気のあるガイドブックです。

日本のみならず、各国様々な地域本が販売しております。

 

 

訪日観光客を獲得する秘訣は「ブロガー×ガイドブック」

少し余談ではありますが、台湾で日常を過ごしているとブログを身近に感じる瞬間が多々あります。

例えば台湾人の友人と食事をする時、レストランの場所を決める際に「ここはどう?」とお店の情報を送ってくれますが、

彼女たちが私に送ってくれるリンク先はいつもブログ記事なんですよね。

台湾のブログ記事は日本よりも細かく詳細に書かれるので、「取扱説明書」的な役割を担っている部分もあります。

レストランに限らず、何かを購入する際など、まずはブログ(レビュー)から情報を得て意思決定の参考の一つとする。

そんなブログとSNS(特にFacebook)が欠かせない台湾。

台湾人に限らず、中華圏の人達は広告に敏感です。

世の中には、テレビや新聞、雑誌、街頭などにたくさんの広告が存在しますが、基本的にマスを信用しない傾向にあります。

その為、消費者と距離も立場も近いブロガーの方々に信頼が寄っていったのかもしれません。

 

そんな影響力の高いブロガーとは一見対称的に見える紙モノのガイドブックですが、

実は割と親和性が高い組み合わせ手段でして、旅マエで効果を発揮する以外にも、

旅ナカで効果も発揮できます。

飛行機の中や宿泊先のホテルなどでもよく読まれるため、合計接触時間が長いのも特徴です。

我々日本人が海外旅行に行く時もそうですが、ガイドブックって安心感があるんですよね。

紙は紙なりの良さがあるわけですね。