目次8章 / 12項目
  1. ワーホリの制度は、2026年2月から変わりました
  2. 時給の現実を、先に知っておく
  3. 仕事の探し方は、3つに分かれます
  4. 中国語のレベルで、選べる仕事は変わります
  5. 「稼ぐ」か「経験を取る」か
  6. カケハシのインターンという選択肢
  7. よくある質問
  8. ワーキングホリデーのビザでインターンはできますか
  9. 学生ビザとの違いは何ですか
  10. 中国語がまったく話せなくても大丈夫ですか?
  11. この記事が当てはまらない場合
  12. まとめ

台湾でワーキングホリデーを考えるとき、いちばん不安なのは「向こうで仕事があるのか」だと思います。

この記事は、台北でマーケティング会社を経営し、日本から来たインターン生を受け入れてきた立場から書いています。仕事の探し方と、実際にいくらもらえるのか、そして給与の出ない働き方まで含めて整理します。

ワーホリの制度は、2026年2月から変わりました

まず制度です。台北駐日経済文化代表処の要項によると、条件は次のとおりです。

項目内容
年齢ビザ申請時に18歳以上30歳以下
滞在180日。現地で1回だけ延長でき、最大1年
回数2026年2月から、一生に1回から2回に変わりました
申請本人が代表処の窓口で申請(代理申請は不可)
費用無料
主な書類パスポート、申請書、写真2枚、履歴書と台湾での活動概要、1年以上の海外旅行保険の証明、往復航空券(30万円以上の財力証明があれば不要)、20万円以上の残高証明、住民票

回数が2回になった影響は小さくありません。「1年行って、日本に戻って、もう一度行く」が制度上できるようになりました。1回目で語学、2回目で仕事、という組み立ても可能です。

時給の現実を、先に知っておく

台湾の最低賃金は、2026年1月1日から月額29,500元・時給196元です。労働部が2025年9月に公告しました。

出典:労働部「2026年労働新制」(2026年1月1日から適用。10年間の調整幅は月額47.4%、時給63.3%)

日本円にすると、1元=約4.9円で計算して時給はおよそ960円、月給はおよそ14万5,000円です。為替で上下するので、目安として見てください。

10年で月額は47.4%、時給は63.3%上がっています。それでも、日本の最低賃金と比べて高いわけではありません。ワーホリの期間に貯金を作るのは、正直に言って簡単ではありません。家賃や生活費の目安は、台湾インターンの家賃・生活費のリアルにまとめています。

仕事の探し方は、3つに分かれます

1

台湾の求人サイトで探す

104人力銀行1111人力銀行が二大サイトです。台湾で仕事を探す人は、まずここを見ます。求人数が多く、アルバイトから正社員まで載っています。

壁になるのは言語です。応募には中国語の履歴書が要ることが多く、面接も中国語になります。日本語ができる人を探している求人もあるので、サイト内で「日文」「日語」で絞って探すのが現実的です。

2

日本語が使える職場を狙う

日系企業の店舗、日本人向けのコールセンター、日本語教師。このあたりは、中国語が十分でなくても採用されることがあります。

ただし、日本語だけで完結する仕事は数が限られます。同じ枠を、日本語のできる台湾人と競うことにもなります。中国語が話せれば選べる仕事は一気に増えるので、語学学校と並行する人が多いのは理にかなっています。

3

人づてと現地のSNSで探す

台北では、日本人コミュニティや現地のSNSのグループ経由で決まる仕事もあります。店頭の貼り紙で募集している飲食店も珍しくありません。

求人サイトに出ていない仕事に出会える一方、条件が口約束になりやすい面があります。勤務時間、時給、支払日を、働き始める前に文字で確認してください。

中国語のレベルで、選べる仕事は変わります

台北で人を採る側から見ると、目安はこうなります。

中国語選べる仕事の範囲
ほぼ話せない日系企業の店舗、日本人向けの接客、日本語教師。求人の数は限られる
簡単な日常会話台湾の飲食店や小売の現場、事務の補助まで広がる
仕事で使える台湾企業の求人にそのまま応募できる。給与の条件も上がりやすい

台湾の求人サイトは中国語が前提です。応募の前に、履歴書を中国語で用意できるかどうかが最初の分かれ目になります。

参考:104人力銀行1111人力銀行(いずれも台湾の求人サイト)

「稼ぐ」か「経験を取る」か

ワーホリの1年をどう使うかは、大きく2つに分かれます。

時給優先で働くインターン
収入時給196元から受け入れ先による
中国語求人による。多くは中国語が要る受け入れ先が求める水準による
仕事の中身日本語と中国語の両方を使う仕事が多い何かのアシスタントや補助が中心
残るもの生活費と語学職務の経験、評価、実績として話せる仕事
向く人滞在の費用をまかないたい帰国後の就職や転職につなげたい

どちらが正しいということはありません。滞在費を自分で稼ぐ必要があるなら、時給優先の仕事が先です。一方、日本に戻ってからの仕事につなげたいなら、1年のうち何か月かを職種の経験に使う価値があります。

なお、どちらを選ぶにしても、語学のレベルが高いほど時給優先で働ける場合が多くなります。中国語が伸びるほど、条件のよい求人に手が届きます。

カケハシのインターンという選択肢

私たちも、台北でインターンを受け入れています。台北101の隣のオフィスで、半年以上・週3日から。KOL(インフルエンサー)との連携、台北経済新聞の取材、台湾最大級の展示会の出展サポートなどを担当します。

給与はお支払いしていません。そのかわり、インバウンドやマーケティングの仕事を学べます。交通費と業務にかかる費用は当社が負担し、月に1回の社長面談があり、修了時には評価シートと修了証書をお渡しします。ワーキングホリデーまたは学生ビザで、台湾で働く資格がある方が対象です。

条件と仕事の中身は台湾インターンシップ募集に全部書いています。実際に経験した人の話は、3年半の台湾生活で1番成長できた半年間留学からワーホリ、そして就職が参考になります。卒業生のその後はカケハシのインターン卒業生のその後にまとめました。

よくある質問

ワーキングホリデーのビザでインターンはできますか

できます。ワーキングホリデーは台湾で働く資格を伴うビザなので、インターンとして働くことも可能です。当社も、ワーキングホリデーまたは学生ビザで働く資格がある方を対象に受け入れています。

学生ビザとの違いは何ですか

学生ビザは語学学校や大学に通うためのビザで、働くには別に許可が要ります。ワーキングホリデーは最初から働ける一方、滞在は最大1年で、2026年2月からは2回まで使えます。語学を優先するなら学生ビザ、働くことを優先するならワーキングホリデー、という選び方になります。

中国語がまったく話せなくても大丈夫ですか?

大丈夫な場合もあります。ただし、選べる仕事は日本語が使える職場に偏ります。語学学校に通いながら仕事を探す人が多いのは、そのほうが後半の選択肢が増えるからです。

この記事が当てはまらない場合

  • ワーホリ中に貯金を作りたい方 時給の水準を考えると、生活費を引いて手元に残る額は限られます
  • 中国語をまったく使わずに働きたい方 選べる仕事の幅がかなり狭くなります
  • 短期で帰国する予定の方 多くの職場が、ある程度の期間の勤務を前提にしています

まとめ

台湾のワーキングホリデーは、2026年2月から2回まで使えるようになりました。最低賃金は月29,500元・時給196元で、日本円ではおよそ月14万5,000円です。

仕事の探し方は、求人サイト、日本語が使える職場、人づての3つ。どれを選ぶにしても、中国語ができるほど選択肢は増えます。

そして、1年をどう使うかは「稼ぐ」だけが答えではありません。帰国後の仕事につなげたいなら、職種の経験が残る働き方も選べます。私たちのインターンも、その選択肢の一つです。

台北でインターンを募集しています。条件と仕事の中身は募集ページに全部書いています

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