この記事は約8分で読めます。
目次
1.台北国際旅展とは
こんにちは!カケハシのインターン生 megumiです。
2021年10月1日(金)~4日(月)に台北世界貿易センター1館で、台北国際夏秋総合旅展(STF2021)が開催されました!
今年は5月から8月までコロナ感染拡大警戒レベル第3級となり、旅行展自体の開催も数カ月ぶりです。STF夏季旅展も延期になったため、夏季秋季合同開催となりました。
出展者数はコロナの影響で減少していましたが、台湾国内外の自治体、鉄道、旅行会社などがブースを構え多くの来場者でとてもにぎわっていました!中でも日本ブースは、アフターコロナに向けて約1年ぶりに構えられました!
早速皆さんに、当日の展示会の様子をご紹介したいと思います!
台湾には、毎年入場者数が10万人を超える大規模な旅行博が各四季で行われます。今回は、台北国際夏秋総合旅展(STF2021)に潜入してきました。台湾の三大旅行博の一つということもあり、最終日でしたが多くの来場者で賑わっていました。
2.日本物産展に突撃インタビュー!台湾人の反応は?
日本物産展では茨城県笠間市や高知・和歌山県などの自治体や、日本米の精米会社や一蘭などの企業が参加していました。皆さんパンフレットを配布したり、物産販売を行っていました。
茨城県笠間ブース
李さん「まだまだ台湾人にとって茨城県というのは未知の世界。多くの来場者に茨城県はどんな所なのかと質問を頂きました。笠間市の季節折々のイベントパンフレットや、特産の栗を使用したスイーツを紹介する栗図鑑などをご紹介すると、とても興味を持ってもらい、是非行ってみたいと言っていただけました。今はまだいつ旅行が出来るかわからないですが、アフターコロナに向けて様々な形で知名度を上げていきたいです。」と笑顔で話してくださいました。
台湾人である李さんが一生懸命笠間市の魅力を伝えている姿に感動です。
高知・和歌山県ブース
高知・和歌山県ブースでは高知県産の無農薬ユズを使ったシロップや、和歌山県産南高梅を使った梅酒などを販売していました。
高知県台湾連絡事務所代表の平吉匡時さんは「台湾人にとってユズ(柚子)は日本でいう文旦を指し、中秋月に食べる習慣があります。今回は、写真などを使い日本のユズをアピールしました。コロナの影響で試飲が出来ないため、なかなか手にとってもらえなかったのですが、最終日になり一度来て目を付けていてくれたお客さんがたくさん来てくれて買っていってくれました。現在旅行は難しいですが、食を通して日本を楽しんでいただけたら嬉しいです。」と話してくださいました。
3.高知県地元高校生が商品開発した「山田まんじゅう」とは?
こちらのブースで特に気になったのが「高校三年生の山田まん」です。
このまんじゅうは、2016年に香美市在住で全国的に活躍するデザイナー・梅原真さんや製菓会社「青柳」の協力のもと、高知県立山田高校商業科の生徒が商品開発しました。生徒たちの地域に貢献したいという思いから 地元の特産品である生姜と須崎市安和にのみに自生する虎斑竹の竹炭を使い作られました。また、パッケージデザインは梅原さんの指導のもと生徒自身が制作しました。
一つ試食用に頂戴し、後日頂いてみたところ、ほのかに竹炭のいい香りがして程よい甘さの白あんに柚子がとってもいいアクセントでした!台湾人もきっと好きな味です。
高校生が作った「山田まん」が国内にとどまらず台湾進出したのはとてもすごいことですね!
4.注目の台湾国内旅行ブース「農遊超市」とは?
台湾国内ブースは自治体からの出店が最も多く、観光地への旅行やレストランのブースがにぎわってる印象を受けました。その中でも私が注目したのは「農遊超市」というグリーンツーリズムブースです。こちらでは、台湾各地で参加できる農業体験や農村の暮らし体験を紹介しています。驚いたのがブースの広さです。コロナの影響もあり、大自然がある農村に行きリフレッシュしたい方や、普段体験出来ないような農業体験や食体験を求める人が増加したそうです。パンフレットも工夫が凝らしてあり、とってもオシャレで可愛く思わず手に取り予約したくなりました。
日本の実家が有機農家なので、以前は広々とした畑で太陽の光を浴びていた私ですが、今は冷房の効いた室内でパソコンの画面と睨めっこすることの方が多くなりました。なんだか農村が私を呼んでいる気がしますね
まとめ
台湾は5月にコロナ感染拡大警戒レベル第3級になり緊張状態が続きましたが、徹底した対策と、個人の防疫意識の高さからコロナ封じ込みに成功しました。今なお、徹底したコロナ対策をしていますが、展覧会の来場者数や活気を見て経済回復しつつあると感じました。今回1年ぶりの日本ブースが設置されたこともあり、食をきっかけにまだ知られていない日本の魅力が広がるといいなと思いました。