みなさんこんにちは!カケハシインターン生のアミです。
台北の南港展覧館で11月08日~11月11日の期間に、台湾最大の旅行博である「ITF 台北国際旅行博2019」(以下ITF)が行われました。
私は、今回のITFでは展示を観覧しただけではなく、カケハシのクライアント様の展示ブース内で商品説明やキャンペーン活動促進、日中翻訳などの出展のお手伝いをさせていただきました。そのため、今回は旅行博の様子と出展者側に立ってみて気づいた、来場者の特徴、他ブースの面白いと思ったプロモーション、旅行博に行くメリットについてお伝えします!
目次
1.ITF 台北国際旅行博とは?旅行博の様子
2.ブースで働いて気づいた台湾人来場者の特徴
3. 他ブースの面白いプロモーション&商品
4.旅行博に行くメリット
5.まとめ
1.ITF 台北国際旅行博とは?旅行博の様子
ITF 台北国際旅行博(中国語:ITF國際台北旅展)は毎年行われる台湾最大の旅行博。主な出展対象は観光機関、航空会社、旅行代理店、ホテル、リゾート、民泊施設、テーマパーク、客船、鉄道、バス、レンタカー会社、観光刊行物出版社、及びその他観光産業。今年2019年の来場者は歴代最多の384,834人を記録したそうです!
台湾の企業だけではなく、日本からもANAやJALなどの大手航空会社や、九州、関西、東北など各地のリゾート、旅行会社やお土産の製菓会社など様々な企業が出展していました!また、韓国やインドネシアなど他のアジアの国々の企業も数多く出展していたので、この旅行展に来て自分の旅行の幅を広げることができる!と思いました。
2.ブースで働いてみて気づいた!来場者の特徴
今回の旅行博で、私は「デイリー・インフォメーション関西」さんの出展ブースでお手伝いをさせていただきました。このブース内では、主に関西のホテル、観光、グルメ、お土産などを来場者に宣伝しました。このブースのPR方法は、主に公式LINEアカウント登録後の抽選キャンペーン、和菓子の試食によるアンケートへの協力促進、そして台湾の野球チアガールを起用した講演です。台湾最大規模の旅行博だけあって、土日はもちろん平日の昼間でもブース内は常に人であふれかえっていました!そこで、ブース内で働いてみて気づいた、台湾来場者の特徴についてお話しします。
①日本旅行未経験者or 日本旅行上級者の二極化傾向あり?
ブースに来た来場者の方に、どんな情報を探しているのかを聞いていると、日本に一回も旅行に行ったことがないから日本旅行のおすすめを知りたいという人と、逆に日本や関西に何回も行ったことがあるからもっと他の観光地やホテルの情報を知りたいという人が多いように感じました。そのため、私がこの旅行博で聞いた限りでは、台湾人は日本に一度行くと何度も行きたくなる傾向があるのではないかと思いました。
②日本の和菓子は甘すぎる?
台湾人といえば、日本が好きな人が比較的多いと言われていて、日本食が好きな台湾人も多いと思います。しかし、やはり台湾と日本では味の好みの違いはあると思いました。台湾では、おかずと一緒に白米を食べたり、日常的に熱いお茶を飲むことが日本に比べると少ないためか、台湾人の中には日本の料理は塩辛い、甘すぎるという人がいます。今回ブース内でPRをした和菓子も、日本では一般的においしいと言われる甘さだと思いましたが、台湾人の中には、甘すぎるやもともとあんこが食べられないという人がいました。しかしその一方で、日本の味だ、おいしい!や和菓子綺麗!と言って複数回試食しに来る来場者の方もたくさんいました!
③台湾にも存在する’オタク文化’
私が働かせていただいたブース内では、台湾のインフルエンサーを起用した集客を行っていました。今回は台湾野球チームに所属するチアガールの「Lamigirls」を起用されていて、事前に日本の紹介するお店を訪れた彼女たちが商品の紹介、キャンペーン活動の促進などを行っていました。彼女たちが登場する1時間前にはすでにたくさんのファンが集まっていて、人気が伝わりました。
「オタク文化」や「アイドル文化」は日本のイメージが強いですが、このイベントを見て、台湾にもアイドルに熱中する「オタク」たちはたくさんいることを学びました。また、近くにいたスタッフの方に聞いた話によると、日本のアイドルにハマっている台湾の「オタク」もたくさんいるとのことでした!
3.他ブースの面白いプロモーション&商品
仕事以外の時間にブースを見て回っていると、いろんな国からたくさんの企業が来ているだけあって、面白い!興味を引かれる!と感じたプロモーション方法がいくつかありました。さまざまな国の企業が出展しているだけあって、プロモーション方法も多彩で面白かったです。
①インパクトの強い綿あめを用いたプロモーション
私が面白い!興味を興味を引かれる!と思ったプロモーションはまさに上の写真にあるインパクトの強い綿あめです。綿あめを見ただけでは何のブースのものかはわからないものの、この珍しい姿の綿あめを見ると、何それ!?どこのブースにあるの?と興味をそそられます。持っていた方に話を伺うと、この綿あめは韓国の旅行会社が無料配布しているもので、1時間に12本限定であるため毎時間ごとに大勢の人がブース前で列を作って待っているとのことです。この綿あめ、デザインはすごいけど綿あめの原価は安いし、何もしなくても来場者の方が行列を作ってくれてブース自体が目立つ。さらに綿菓子をゲットした人が会場を歩くだけで来場者の興味を引ける!ローコストハイリターンだなあ、とこのプロモーション方法に納得していました(笑)
②特別価格をひたすら並べたブース
また、物の配布や抽選キャンペーンだけではなく、ブースの見た目で来場者の注目を集めていたブースもありました。上の「エバー航空」のブースでは、旅行博限定価格の航空チケットや電車の1日券などの値段をずらりと張っていて、え、あの国にまさか○○円で行けるの!?という風に来場者の興味を引いていると思いました。
4.旅行博に行くメリット
ここまで、旅行博の様子やブースを見て感じたことについてお伝えしました。最後に私が感じた、来場客として実際に旅行展に行くメリットについてお話します!
①お得な価格とお得な景品
旅行博では、各企業が自社の商品やサービスをもっと知ってもらおうという思いで出展するため、展示会価格のチケットを買えたり、LINE登録などの報酬として商品がもらえたり、またくじ・抽選活動に参加して豪華な景品をゲットするチャンスを得られるなど、お得なことがたくさんあります。旅行する予定がなくても旅行したくなってきちゃいます!(笑)
②いろんな人たちに会える
旅行博には様々な地方からやってきた企業の方々がいるので、各ブースに行き自分の行ったことのない土地の人と話すのはとても新鮮だと思いました。
また、各ブースでは、インフルエンサーを起用したPRをしている企業も少なくないので、台湾のインフルエンサーを見たい!という人にとってはとても楽しいと思います。私も今回の旅行博でいくつかのインフルエンサーが登壇している姿、また旅行博をぶらぶらしている姿を目にしました。
③自分の世界を広げられる
最後に、旅行博で自分の旅行の範囲を広げ、世界をもっと知ることができるのも旅行博の魅力だと思います。自分の興味のなかった場所でも、ブースを見てみて興味を持てたり、せっかくお得だから行ってみよう!という気持ちになります。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
私は今回初めてのITFで、出展企業数と出展ブースの種類の多さに驚きました。ブースで働いた四日間はどの時間も人であふれかえっていて、ほとんどブースが暇になることはありませんでした。しかし、台湾人来場者の中には日本への愛を直接言葉で伝えてくれる人がいたり、「このホテル行ったことある、とても良かった」と言ってくれる人がいたり、優しい方々がたくさんいて、忙しくても気持ちよく楽しく働くことができました!それと共に、他のブースを見て回っても、お得な情報を知り商品を限定価格で買えたり、ブース内での特別イベントやくじ抽選キャンペーンに参したりできるので、旅行博は旅行の予定がなくても楽しめるイベントだと思いました!
みなさんも是非、ITF 台北国際旅行博に足を運んでみてください!