台湾最大の旅行展「ITF」は、2026年の第34回から名前が変わりました。これまでの「台北國際旅展(台北国際旅行博)」は、「台灣國際旅展(台湾国際旅行博)」になります。略称のITFと、会場の南港展覧館は変わりません。
このページでは、新しい名前と旧名称の対応、2026年の開催概要、規模の推移、日本からの出展のしかたをまとめます。私たちカケハシは台北世界貿易センターのビルに事務所を置き、ITFを毎年会場で取材し、日本の自治体や企業の出展を手伝ってきました。
2026年の開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 台湾国際旅行博(ITF台灣國際旅展) |
| 回数 | 第34回 |
| 会期 | 2026年11月6日(金)〜9日(月) |
| 会場 | 台北・南港展覧館1号館 1階と4階 |
| 商談会 | 11月5日(木)富邦国際会議センター |
| 主催 | 台湾観光協会 |
| 日本ゾーン | 事務局は日本観光振興協会 |
商談会は、日本ゾーンの事務局である日本観光振興協会が主催するものです。日本ゾーンの2026年の出展申込は、6月30日で締め切られています。
名前が変わっても、同じITFです
日本語の記事では、同じイベントがいくつもの書き方で呼ばれてきました。探している展示会がこのITFかどうかは、次の表で確かめられます。
| 2025年まで | 2026年から | |
|---|---|---|
| 中国語 | 台北國際旅展 | 台灣國際旅展 |
| 日本語 | 台北国際旅行博 | 台湾国際旅行博 |
| 英語 | Taipei International Travel Fair | Taiwan International Travel Fair |
日本語の記事では「台北国際旅展」「台北國際旅展」のように、中国語の名前をそのまま使う書き方も見られます。どれも同じイベントです。
主催者は改名について、新しい名前で台湾の旅行の実力を世界に示し、ITFを「アジア第一の旅行展」に育てたいと話しています。
1987年に始まり、2018年から南港展覧館で開催
ITFは1987年に始まった、台湾でもっとも長い歴史を持つ旅行展です。長く台北世界貿易センターで開かれてきましたが、2018年から会場を南港展覧館に移しています。
| 年 | 来場者 | 出展 |
|---|---|---|
| 2019年 | 約38万人 | — |
| 2023年 | 約34万人 | 104の国と地域、1,300ブース |
| 2024年 | 約36万人 | 111の国と地域、1,500ブース超 |
| 2025年 | 約36.5万人 | 123の国と地域、1,600ブース |
2020年から2022年は、新型コロナの影響で規模を大きく縮めて開かれました。2023年に来場者が戻り、2025年は出展の国と地域の数が過去最多になっています。
日本はもっとも多くブースを出す国
2025年の日本ゾーンには、110団体が207ブースを出しました。日本観光振興協会によると、ほかの出展国を大きく上回る数で、コロナ禍のあとは年ごとに増えています。
会場に並ぶのは、自治体や観光協会、鉄道会社、商業施設、食品メーカーなどです。訪日台湾人は2回目以降の旅行者が多く、有名な観光地だけでなく、まだ行っていない地方の情報を持ち帰ろうとする来場者にも会場で出会います。
日本から出展する3つの入り口
- 1
日本ゾーンに申し込む。 日本観光振興協会が毎年春に出展者を募集します。日本のブースがまとまった区画に入れるので、日本旅行に関心のある来場者が集まる場所に出られます。
- 2
自治体や広域連携の共同ブースに加わる。 県や広域観光団体がブースを取り、そこに市町村や事業者が参加する形です。単独で出すより費用と手間を抑えられます。
- 3
主催者に直接申し込む。 日本ゾーンの外に単独でブースを出す方法です。区画の位置や条件は、主催者との申込内容によって変わります。
出展料や申込期間は年ごとに変わります。申し込む年の募集要項で確かめてください。
会場で見てきた、人が集まるブースの型
ITFの来場者は、特売の航空券やツアー、会場限定の特典を目当てに来る人が多数です。2019年と2023年から2025年に会場で見てきたブースには、次のような共通点がありました。
その場で参加できる
クイズ、抽選、投票など、足を止めた人がすぐ参加できる仕掛けを置く。
会場だけの特典がある
会期中だけの割引券や、数を限った記念品を用意する。
時間を区切る
試食やステージを時間限定にして、ブースの前に人の波をつくる。
会期の前から動く
2週間ほど前からSNSやオンラインで告知し、会場に来る理由を先に渡しておく。
ブースごとの具体的な施策は、年ごとの現地レポートに写真つきで載せています。
一方で、4日間でたくさんの人が来ても、会期が終わってから問い合わせや予約につながらないブースも少なくありません。人を集める準備と、会期のあとに受け皿を用意する準備は、別々に考える必要があります。
年ごとの現地レポート
カケハシが出展でお手伝いできること
台湾に拠点を置いて14年、ITFをはじめとする台湾の展示会で、日本の自治体や企業の出展を支えてきました。これまでに次のような内容に対応しています。
- ブースの設営アドバイスや、会期中の集客に関わるサポート
- 配布物の翻訳アドバイスと印刷
- SNSでの出展告知と、KOL(台湾のインフルエンサー)のキャスティング
- にぎやかし、司会、出演タレントの手配
- 会期後の受け皿になるページなどの制作と分析
ほかにも、出展の目的に合わせてお手伝いできることがあります。どこから手をつければよいか決まっていない段階でも構いません。まずはお問い合わせください。

