台北南港展覧館(TaiNEX)は、台北市の東側、南港区にある展示場です。ITF台湾国際旅行博や台北国際食品展、COMPUTEXのような大型展が、ここで開かれます。
このページは、南港展覧館で出展する人に向けて書きました。会場の広さや設備、行き方に加えて、出展の準備で引っかかりやすい会場の決まりをまとめています。
数字は、南港展覧館の公式サイトと、2026年の台北国際食品展の出展者マニュアルから拾いました。
1館と2館があります
南港展覧館は、2008年に開館した1館と、2019年に開館した2館に分かれています。どちらも台湾の貿易協会(中華民國對外貿易發展協會)が運営しています。
展示会場として使うのは、主に両館の1階と4階です。ITFは1館の1階と4階で開かれます。ブースの広さは、1小間が3メートル×3メートルです。
1館
住所は台北市南港區經貿二路1號です。Googleマップで1館の場所を見る
| 項目 | 1階 | 4階 |
|---|---|---|
| 面積 | 22,680㎡ | 22,680㎡ |
| 標準ブース | 1,161小間 | 1,306小間 |
| 天井高 | 9m | 14.3〜27.3m |
| 床の耐荷重 | 1㎡あたり5トン | 1㎡あたり2トン |
| 柱 | 18m間隔 | 柱なし |
4階は「雲端展場」と呼ばれ、柱のない広い空間です。1階は18メートルおきに柱があるので、ブースの位置によっては柱を囲う装飾の申請が必要になります。
2館
住所は台北市南港區經貿二路2號です。Googleマップで2館の場所を見る
| 項目 | 1階 | 4階 |
|---|---|---|
| 面積 | 15,120㎡ | 15,120㎡ |
| 標準ブース | 848小間 | 872小間 |
| 天井高 | 12m | 9m |
| 床の耐荷重 | 1㎡あたり5トン | 1㎡あたり2トン |
行き方
MRT
MRTの板南線(BL23)と文湖線(BR24)の「南港展覧館」駅で降ります。どちらの館も1番出口が最寄りです。
- 1館へ: 1番出口を出て、左側に進みます。
- 2館へ: 1番出口を出て、右側の地下連絡通路を進みます。
迷わないための目印
- 駅の1番出口: 1館にも2館にも、MRT南港展覧館駅の1番出口が起点です。出口を出て左に進むと1館、右側の地下連絡通路に入ると2館に着きます。
- 住所の番地: 1館は經貿二路1號、2館は經貿二路2號です。タクシーの運転手には「南港展覽館一館」「南港展覽館二館」と、館の番号まで伝えると確実です。
台湾高速鉄道(高鐵)
高鐵の終点の南港駅で降り、MRT板南線に乗り換えて南港展覧館駅へ向かいます。
桃園空港
- MRTで行く場合: 桃園空港MRTで台北駅まで行き、MRT板南線に乗り換えて南港展覧館駅で降ります。
- バスで行く場合: 国光客運の1843番が、桃園空港と南港展覧館を結んでいます。所要時間は約1時間20分です。
館内と周辺の食事
1館には、会期中に使える飲食店がそろっています。コンビニのセブンイレブン、モスバーガー、サブウェイ、ルイーザコーヒーのほか、3階には西洋料理と中華料理のレストランもあります。2館は、地下1階と3階に飲食店とコンビニがあります。
営業時間は展示会の会期に合わせて変わります。ブースを少人数で回す場合は、交代で食事を取る時間を先に決めておくと安心です。
館の外で食べるなら、1館のほぼ隣に「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」があります。2025年3月に開業した三井不動産の大型商業施設で、MRT南港展覧館駅から歩いて3分です。飲食店が多いので、会期中の食事に使いやすいほか、ブースで足りなくなった備品の買い出しにも便利です。
出展前に知っておきたい会場の決まり
ここからは、2026年の台北国際食品展の出展者マニュアルに書かれている決まりです。この展示会は貿易協会の主催で、1館と2館の両方を使います。
締め切りや料金は、展示会ごとに違います。ITFのように別の団体が主催する展示会では、主催者が配る出展者マニュアルで必ず確かめてください。
ブースは床と基本電力だけ
借りられるのは空いた床と、110ボルト・500ワットの基本電力だけです。コンセント、壁、カーペット、照明は含まれません。装飾は、施工会社に頼んで用意します。
装飾の高さは4メートルまで
1階と4階の装飾は、高さ4メートルまでです。4メートルを超えて6メートル未満にしたい場合は、4小間以上で、三方か四方が通路に面した区画である必要があり、事前の申請がいります。
通路に面した壁は長くできない
マニュアルでは、通路に面した壁をその面の長さの半分未満にするよう求めています。続けて建てる壁は9メートルまでで、6メートル以上続く壁は高さ2.5メートルまでとされています。
布や看板は防炎の材料で
カーペット、カーテン、布、広告板などは、防炎ラベルの付いた材料を使います。会期中は、防炎材料の証明書類を会場に置いておく必要があります。
調理は電気だけ
会場での調理は、IH調理器や電子レンジなど電気を使うものに限られます。ガスのような火は使えません。試食や試飲を出す場合も、事前の申請がいります。
搬入の車は1社1台
搬入の車は1社1台までで、入場時に保証金として1,000台湾ドルを預けます。1時間を過ぎると、1時間ごとに料金がかかります。車の高さは4メートルまでで、総重量15トン以上の車やクレーン、フォークリフトは事前の申請がいります。
設営が終わらないと高くつく
設営は、開幕前日の決められた時刻までに終わらせます。間に合わずに作業を延長する場合は、その日の15時までに申請が必要です。2026年の台北国際食品展では、延長の費用が1社71,820台湾ドルでした。
世貿一館との違い
台北にはもう1つ、台北世界貿易センター展示ホール1(世貿一館)という主要な展示場があります。世貿一館は台北101の隣にあり、旅行展や美容展、アニメ展など、一般の来場者向けの展示会が多く開かれます。
南港展覧館は、ITFや食品展、COMPUTEXのように、面積が大きい展示会の会場になります。どちらの会場で、いつ何が開かれるかは、台湾の展示会カレンダーにまとめています。
この会場で開かれる主な展示会
- ITF台湾国際旅行博: 毎年11月、1館の1階と4階。ITFの案内ページ
- 台湾国際食品・設備展: 毎年11月、1館。
- 台北国際ゲームショウ: 1月、1館。
- 台北国際食品展(FOOD TAIPEI): 6月、1館と2館、世貿一館。
ブースの設計や施工会社の選び方は、台湾でブース設計&設営会社を選ぶ3つのポイントでも紹介しています。

