インターン卒業生に台湾のインバウンドに関わった感想を聞いてみた
こんにちは、インターン生のAyakaです!
カケハシでインターンして8ヶ月が経ち、11月の頭に卒業します。
前回のインタビューでは最初の3ヶ月間のインターン生活について語りましたが、今回はカケハシインターンの卒業にあたって、仕事、生活や目標がどのように変わったか自身の言葉で綴りたいと思います。
インターン生として、どういった経験を得られたのか書いていますので、これからカケハシや台湾でインターンを考えている方は是非参考にしてもらえたらと思います。
前回の私のインタビュー記事はこちらから見れます↓
「【インターン生の本音に迫る】国際的な環境に身を置きたい」
長期インターンでぶち当たった壁
――仕事のマンネリ化との闘い
過去に何度かインターンをしたことがありましたが、8ヶ月以上のインターンをしたのは初めての体験でした。最初の1ヶ月間は仕事を覚えることで精一杯でしたが、初めて携わる仕事が多かったので、「おもしろい」「新しい」「楽しそう」といったワクワク感を得られました。しかし、2,3ヶ月ともなると仕事に慣れ、日常がマンネリ化し始め、モチベーションが下がり始めたことに気づきました。毎朝起きるたびに「朝早く起きて行くのがつらい」、「新しいことがしたいな」など、考えるようになりました。今思えば、就職したら同じような壁にぶち当たるのは免れないのかなって思います(笑)
――モチベーションを保ち続けること
そこで自分のモチベーションを下げないためにも、同じ仕事内容でも、前回より早く仕事を終わらせれるように努めてみたり、自分で小さな目標を立て、達成できた時には達成感を味わうことができるようにしてみました。例えば、記事の翻訳作業時、前回2時間半程かかったから、今回は2時間で終わらせてみようなど、自分が可能な範囲でゴールを設定しました。さらに、3ヶ月以上もインターンをしていると、新しい仕事にも携われて、自分ができることが日々増え、成長を感じられようになりました。
半年前の自分との大きな違い
――各段に増えた知識量
まず自分が感じた最も大きな変化は、広告やインバウンド事業に関する知識です。インターンに来るまでは全くweb広告に対する知識がなく、インバウンドマーケティングに対してもさほど多くのことを知りませんでした。しかし、実際にターゲット層に向けた記事を書いてみたり、Yahoo!やfacebookの広告状況を観察することで、早く知識を身に着けることができました。(受けたことことはありませんが)授業や本で学ぶことよりも、ずっと実践的で、実用的なことを学べたと思います。また、インバウンド事業を行っているカケハシでは、やはり日本の情報を台湾の方に発信することを行っているので、今まで私が知らなかった日本を知るきっかけになりました。常に訪日情報を調べ、流行情報に目を向けるようになりました。
――シンプルで分かりやすいものを作り上げる力
パワポは小学生の頃から使っていましたが、クライアント様に提示する資料を作るとなると、また別の話になります。見映えがよく、かつ見やすい資料を作成する必要があります。資料やレポートを作成することが多かったので、インターンの先輩や社員さんが作った資料を参考にしながら、内容だけでなくパワポのデザイン・レイアウトにも気を遣うようになりました。もちろん最初は思うように作れなかったこともありますが、インターンを始めた当初の自分に比べて、間違いなく上達したと思います。
パワポ以外にも挑戦していたエクセルでは、カケハシが使うレポートのテンプレートをゼロから作りあげました。幾つかエクセルの公式を知っていましたが、実際に書類を作り上げるのは初めてだったので、本を読んだり調べたり自分なりに工夫して作成しました。エクセルに正しい公式を実際に打ち込んで、プログラム化を完成させるのが面白い体験でした。
日が経つごとに変化する仕事
毎回行う仕事作業に関しては大きな変化はありませんでしたが、新しく始めた仕事がいくつかあります。それらを順番に紹介したいと思います。
①朝礼準備
まず、週に2回行われている朝礼準備です。社内の方全員に向けて、最近の流行やニュース等、面白いプロモーション事例についてちょっとした発表を行います。以前まで、流行にはあまり敏感な方ではなかったのですが、様々なことに目を向けるきっかけができ、視野が広がりました。それと同時に、欲しい情報を探し、みんなに共有することで、情報発信能力も身に着くことができました。
②ミッション
私はカケハシでインターンを始めた際、一つのミッションを渡されました。それは、タイのインバウンドとKOL事情を調べることです。タイには9年以上住んでたこともあり、タイの事情を知っているからこそ頼まれたものです。しかし、実際にデータなどを調べると、自分が思っていたこととは違う結果に出くわし、びっくりすることもありました。情報収集も思っていたものよりも難しく、日本語・英語・タイ語を併用して探しました。最後にその集大成として社内の方に向けて1時間以上の発表を行いました。実際に、発表を行う上で相手にわかりやすく伝えることはとても難しかいと痛感しましたが、1時間もの長い発表を行うのは初めての体験であり、自分の改善点を知るきっかけにもなりました。
③広告の案の作成
基本広告のデザインやテキストは社員さんの方が行っており、私は広告のパフォーマンスを観察したり、レポートの作成を任されていたのですが、広告の案を他のインターン生と共同で作成する機会をもらいました。まず画像から取り掛かり、どういった画像を台湾の方が興味を持つのか、テキストもどのように記載すれば魅力的に写るのか考えました。その考えた案を社員さんに提案して、広告を作成する一歩手前の仕事をしました。
④打ち合わせの参加
カケハシとクライアント様の打ち合わせにインターン生も同席することがあります。基本は、お話されている内容を聞いて、議事録としてまとめたりもします。また、クライアント様とお話しする機会もあります。
⑤(新しいインターン生に向けての)引継ぎ
カケハシでは新しいインターン生に向けての引継ぎをインターン生が行います。自分が行っていた業務を新しいインターン生がスムーズにこなせるように説明します。また、新しいインターン生に向けたマニュアルを毎回更新し、より質の良いインターン生に向けた資料を作成しています。
⑥クライアント様とのメールのやり取り
インターン生も実際にクライアント様とメールのやり取りをする機会があります。最初は慣れないところもあるので、社員さんにアドバイスをもらったりして、メールの送信を行ったりします。また、たまに台湾の企業の方とのメールのやり取りをさせてもらい、中国語でメールを書く体験もしました。
新しいことを次々と体験させて頂きました。
私がこのインターン生活で得たこと
――自分の成長を実感
このインターン生活で得た最も貴重な体験は、様々な業務に携われたことです。広告に関することのみならず、事務作業からレポート作成まで色々なことを学びました。知識や技術もそうですが、何より自分の成長につながったと思います。いくつか仕事をもらった時、優先順位を決めるのが苦手で、自分が得意な物からやる傾向にあります。ただ、実際に業務をやっていて、苦手な物を後回しにすることはできないので、期限が近いものから取り掛かるようになりました。また、自分の短所や苦手なことも知ることができました。例えば、向き不向きのある仕事や、ここは直していかないといけない点など、色々と気づくことがありました。自分の欠点に気づけたからこそ、今後、より良い自分に成長するための土台ができました。
――中国語との両立
私は仕事を終えた後、週に2回中国語の授業に2時間通っていました。せっかく台湾にいるのにちゃんとした中国語を習わないのはもったいないと思ったのがきっかけです。中国語の授業に行き始めたおかげで、日常会話においての中国語は聞き取れるようになり、台湾の友人とも話ができるようになりました。インターンと中国語の授業の両立は難しかったですが、少しずつ言語の上達を実感できました。
――多文化環境での生活
シェアハウスという環境で生活していたので、様々な国籍の人と知り合うことができ、その中でも親しい友人を得ることができました。休みの日は友人と一緒にエスニック料理を作ったり、出かけたり、勉強したりして過ごしていました。また、ほとんどのシェアメイトは中国語を学んでおり、半数が台湾人なので、日常会話はほとんど中国語で話し、日本語と英語を交えながら会話を楽しんでいました。
最後に
このカケハシでの8ヶ月間のインターンで、様々な人に出会い、多くの経験をすることができました。台湾でインターンをするか悩んでいた自分をまだ最近のことのように覚えていますが、このインターンを通して、間違いなく私自身の成長に繋がりました。モチベーションが下がったこともありましたが、職場の皆さんとする仕事は楽しく、最後までやりきることができました。カケハシで学んだ知識や経験、又台湾生活で学んだ中国語と様々な文化を生かし、これから控えている就職活動に向けて準備していきたいと思います。
これから海外でインターンを考えている方・興味がある方、
「海外でインターンしたからといって、すごいことではない」ということを是非覚えていただきたいです。インターンでしたら、国内でもできますし、インターンをしていなくてもすごい人は沢山います。自分がどういう目的を持って行くのか、何を学びたいのかをしっかり考えてから、実行に移してみてください。是非素敵なインターン生活を送ってくださいね^^
最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。