台湾行政・民間企業が力を注ぐIT場がメインの展示会をご紹介します!

突然ですがみなさんは台湾にどんなイメージを持っていますか?
実は台湾は世界屈指のIT先進国なのです。
ASUS, acer, htcなどのPCメーカーや、iphone などの世界中の電化製品の部品メーカーも数多く存在しています。
また、街中には至るところにfree wifi スポットがあり、若者からお年寄りまでインターネットを多く利用しています。市民一人一人のITリテラシーは非常に高いです。

先日開催された「104資訊月」は台湾最大級のITの展示会。
ここには台湾を代表するIT企業や日本をはじめ世界中の企業が集まっていました。

IT 1

IT2

その中でも今回の展示会では台湾政府のブースが目立っていました。
政府が今回の展示会で特に力を入れていたのは「クラウドコンピューティング」と「スマートハウス」の二つの分野です。

国がいかにこの分野に力を入れているかが展示会を通して伝わってきました。

IT smaart

スマートハウスはIOT(モノのインターネット)により、家中の様々なものがネットでつながり便利になることです。
例えば、スマートフォンを使って家の鍵をかけたり、電気をつけられたりするようになります。日本でも最近ニュースによく取り上げられていますね。

現在台湾政府が普及にかなり力を入れていて、市場に新規参入している企業も多いそうです。台湾の大手通信会社中華電信(日本のNTTの様な企業)も行政と組んでスマートハウスの推進に力を入れています。もともと国民のITへの感度が非常に高く、通信環境が整っている環境なので政府が広めようとするのも納得できます。

IT cloud

続いてクラウドコンピューティングです。この技術はデータをデバイスではなくインターネット上に保存するこができること。
みなさんお馴染みのgmailもこの技術を利用したサービスです。

台湾政府は、クラウドコンピューティング産業の育成施策として、2010年から2015年までの5年間に約100億元をインフラや基盤、サービスなどの構築に投資し、およそ5万人の雇用を創出したそうです。今や世界のクラウド市場でも非常に注目を集めている地域になっています。

行政と民間企業が一丸となって推進する台湾のIT市場に、今後も目が離せないですね。