この記事は約7分で読めます。
目次
台湾の若年層向けSNSマーケ Dcardを活用したPR手法について
突然ですが皆さん、「Dcard」とは何か知っていますか?
本日は、若年層から多くの支持を集めている台湾発の匿名SNS「Dcard」について紹介したいと思います!
1.台湾若年層向けエンゲージメントが非常に高いDcardの正体とは!
Dcardとは、2011年に台湾で設立されたソーシャルメディアプラットフォームで、大学生向けに開発されたSNSです。
最近では設立当初の卒業生たちも継続して利用していることから、30代までの若い年齢層にリーチすることが可能です。
匿名性を重視した掲示板を主流としたプラットフォームであり、恋愛、キャリア、学業、ライフスタイル、ファッション、テクノロジー、旅行など幅広いカテゴリーにおいて、ユーザーが自由に意見交換や相談を行える環境を提供しています。
ユーザーは投稿やコメントに「いいね」を付けたり、コメントを残したりしてやり取りや交流を楽しみ、人気のあるコンテンツは上位に表示されます。
Dcardはモバイルアプリも提供しており、会員登録数はなんと600万人で、1回の滞在時間が5分以上、月のアクセス数が3,000万回越えという非常に高い利用頻度を示しています。
モバイルアプリはスマートフォンから簡単にアクセスでき、使用しやすさやUIの分かりやすさも魅力の一つです。
このプラットフォームは、ユーザーエンゲージメントが非常に高いのが特徴です。
ユーザーエンゲージメントが高い大きな理由は、DcardがUGC(ユーザー生成コンテンツ)であるからと言えます。
例えば、日本のサービスで代表的なUGCをいくつか挙げると、「クックパッド」や「食べログ」「note」などをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
Dcardでの口コミやレビューが、コミュニケーションを発生させ、他のユーザーとの交流および商品認知や理解を高め、実際の購入につながることが期待されます。
実際に90%のユーザーが商品の購入前にDcardで口コミをチェックしています。
その理由に、Dcardでは多様な視点から意見を共有するため、一つの商品に対する多様な評価が見られることが関係していると思います。消費者は自分のニーズに合った情報を得やすくなります。
企業にとっては、特定の興味関心を持つ若年層に対してターゲット広告を配信しやすく、リアルタイムなフィードバックを得ることでマーケティング戦略や製品改善にも役立てることができる有力なツールとなっています。
Dcardは、台湾の若者にとって重要な情報源であり、”フィルターのかかっていないユーザーのプレーン(純粋)な情報”をやりとりする場としてうまく機能しており、企業にとっても効果的なマーケティングプラットフォームです。
2.若年層に支持されるDcard、年齢層別の興味関心トピックとは?
Dcardは特に18歳から30歳以上の若年層に支持されています。
ユーザーの年齢層別に興味が異なり、23〜29歳のユーザーが全体の37%を占め、仕事、旅行、美容、ゲーム、美容医療に関心を持っています。
30歳以上のユーザーは39%を占め、不動産、自動車、ブランド商品などに関するトピックが人気です。
Dcardは、こうした若年層のニーズに応えるため、共感を呼ぶコンテンツを提供することで、情報交換やコミュニティの形成に役立っています。
3. Dcardの記事広告を利用して商材の魅力を発信!
Dcardを活用した商材のPR方法として、まず記事広告の活用があります。Dcardのチームが企業の代わりに、ブランドや製品の魅力をわかりやすく伝える質の高い広告記事を作成してくれます。
さらに、記事広告は他の投稿に埋もれないように優先的に露出されるため、より多くのユーザーにリーチすることが可能です。
これに加えて、企業アカウントを設立することで、Dcard上で公式な存在感を示し、ユーザーと直接コミュニケーションを取ることができます。
最後に、ネイティブ広告を出稿することで、自然な形で広告を表示し、ユーザーの関心を引くことが可能です。