初めまして。カケハシのインターン生、岡本一朗です。台湾での生活も約9か月が経ち、12月末でインターンシップを終了します。今回はカケハシでの業務内容や台湾で過ごしたプライベートの部分について書いていこうと思います。
その前に、私がカケハシでインターンシップをすることになった経緯について、簡単に紹介します。私は関西外国語大学という大学で国際関係を学んでいます。「海外で働きたい」という思いがあったのと、マーケティングについて深く学びたいという思いから、カケハシでのインターンシップに挑戦することにしました。そして、海外インターンシップを紹介している「タイガーモブ」というサイトから申し込みました。
1.業務内容
まずは私が行ったインターンシップの業務内容です。現在行っている業務は主に、
・クライアント様のFacebook・Instagram運用、発案から記事文執筆(中国語)、広告運用まで
・翻訳作業(中国語→日本語、日本語→中国語)、案件ブログ記事やウェブサイトの翻訳など
・台北経済新聞の取材の同行、記事執筆
・台北経済新聞 インタビュー参加、記事執筆
・展示会の取材、カケハシブログ記事執筆
・クライアント様に提出するレポート/資料の作成
・クライアント様とのミーティング、新規打ち合わせ参加、議事録作成
また、インフルエンサー施策にも携わりました。具体的には、クライアント様に最適なインフルエンサ‐を提案し、クライアント様が選定した後、インフルエンサ‐が撮影・動画作成を行います。その後、提出してもらった動画をクライアントにチェックしてもらい、最終的にSNSに投稿されるという流れです。
この業務を通じて、インフルエンサーとクライアント様との調整力、どのインフルエンサーがターゲットに響くかを考える視点を学ぶことができました。
さらに、クライアント様のリアルイベントには事務局として参加し、運営のサポートを担当しました。イベント前にはクライアントの視察に同行したり、会場側との連絡・調整を行うなど、準備段階から携わることができました。
当日は、会場の設営や参加者の誘導を行いながら、どのような演出が参加者に響くのかといった点も学びました。Webマーケティングだけでなく、リアルイベントにおける集客や運営の重要性を実感できたことは、非常に貴重な経験だったと感じています。
結構楽しくできたのクリエイティブ作成という業務です。クリエイティブ作成とは、クライアント様のFacebook・Instagram投稿用の画像や動画を作ったり、動画を編集してコンテンツにしたりする業務です。こちらの業務は単に画像や動画を作るだけでなく、どうしたら商品やサービスの魅力が伝わるかを考えて行う必要があり、デザインの工夫や必要な動画を集めるなど、マーケティング視点も自然と身につきました。
自分が作ったコンテンツは、クライアントの反応や数字としてそのまま返ってくるので、良かった点や改善点を見つけるのは意外と難しかったです。その分、毎回新しい発見があり、どう工夫すればより良い結果につながるかを考えるのがとても勉強になりました。
2.インターンシップを通じて学んだこと
クライアント様のFB、IG運用を実際に行う中で「台湾人がどういったものを求めているか」ことを学びました。特に台湾人が求めている情報というのは、
・日本のグルメ
・日本の伝統文化や歴史(祭り、寺院など)
・日本の自然(桜、紅葉、雪など)
などです。台湾では、日本でしか体験できない観光スポットやグルメに対する関心が高く、特にそのようなコンテンツは反応が伸びやすい印象があります。特に、東京・大阪・京都といったオーバーツーリズムが進んでいる都市部よりも、近年は地方エリアへの関心が高まっており、よりローカルで日本らしさを感じられる旅行体験が、台湾人消費者に刺さる傾向がありました。例えば、日本のグルメや食品を紹介する際も、「台湾の食文化や料理にアレンジして紹介する」といった視点を取り入れ、台湾との親和性を意識した記事作りを行うことで、より高いパフォーマンスにつながります。
また、クライアント様とのメールでのやり取りや定期報告会にも参加させていただき、社会人としてのマナーや言葉遣いについて日々学ぶ機会をいただきました。クライアント様に提出する資料作成においては、フォントや表記を統一することなど、細かな点までカケハシの上司の皆さんからご指導いただきました。クライアント様の商品を扱う以上、その商品の特徴を正しく理解し、どのような情報を伝えれば商品の購入につながるのかを考えることの重要性も、実務を通して丁寧に教えていただきました。これらの経験を通して、社会人としての基礎力を身につけることができたと感じています。
経験した業務の中で特にやりがいを感じているのが、クライアント様のSNS運用、台北経済新聞の取材同行、展示会の取材やカケハシブログ運用などです。動画の方向性や、どのようにすればより良いパフォーマンスが出せるかを日々研究・分析していました。ターゲットに刺さる内容、表現方法の工夫など、細かい部分まで試行錯誤を重ねながら改善を行っていました。
カケハシが運営している台北経済新聞の取材取材に同行させていただく機会が何度かあり、台北市内で行わる様々なイベントの取材にメディア枠として出席させていただきました。取材したのちに、記事をアップロードします。特に印象に残っているのは、「吉本新喜劇 出前ツアー」台湾公演の取材で、訪台された間寛平さんにお話を伺えたことです。私は大阪出身で、子どものころから吉本新喜劇を何度も観に行った経験があったため、この取材は特に感動的な体験となりました。日本の文化を台湾で体験でき、さらに台湾の方々の反応も非常に良かったことから、この経験を通じて、今後も日本の文化や魅力を台湾に伝える活動に関わっていきたいと感じました。
間寛平インタビュー記事はこちらです。
展示会の取材やカケハシブログの運用では、台湾のインバウンド施策やSNS施策について、日本の企業様に向けて情報を発信することを目的に取り組んでいました。最初はブログを書くことに慣れておらず、構成やSEOを意識した内容にするのに苦戦しましたが、回数を重ねるうちに文章を書くスピードも上がり、よりハイクオリティを意識した内容に仕上げられるようになりました。その結果、自分自身の新たなスキルを身につけることができ、大きな成長を実感しています。
11月には、台湾最大の旅行博「2025年ITF台北國際旅展」に取材として同行させていただきました。会場には日本の旅行会社や鉄道、自治体だけでなく、海外からの出展者も参加しており、台湾消費者の集客拡大に向けたさまざまなインバウンド施策を学ぶことができました。実際に行っていた施策を通して、より具体的にインバウンドマーケティングのポイントを理解する貴重な機会となりました。
「2025年ITF台北國際旅展」に関するニュース記事、ブログ記事は下記に記させていただきます。ぜひご一読ください。
台北で台湾最大旅行博「ITF」日本からは過去最多200ブース超出展
台湾最大の旅行博「2025年ITF台北國際旅展」に潜入!日本ブースは過去最大規模
他にも私が書かせていただいたブログ記事を下記に記させていただきます。台湾のインバウンド集客や、台湾市場のマーケティングに興味がある方、ぜひご一読ください。
Threads活用最前線:台湾で広がる次世代のSNS広告戦略の実態とは?
【台湾生活を始めたい人必見】台湾インターンの家賃・生活費のリアルを暴露!
台湾人に人気の「日本のローカル体験」5選|地方創生
3.プライベート 台湾生活
私は週3日でカケハシでインターンシップをしています。インターンシップ以外では、主にアルバイトをしたり、友人と出かけたりしています。今は、居酒屋兼バーで、週2~3日ほど働いています。お客さんとの割合は、日本人のお客さんが60%、台湾人のお客さんが40%といった印象です。お客さんと話したりするのが中国語の勉強にもなり、色んな話ができて非常に面白いです。
休日は友人と出かけたり、台湾の美味しいグルメを楽しんだりして過ごしています。台北以外にも、高雄・台中・宜蘭などさまざまな場所を訪れました。中でも個人的に一番好きなのが「宜蘭」です。宜蘭は台北からバスで約1時間ほどで行くことができ、海や山といった豊かな自然を満喫できるエリアです。街全体にゆったりとした雰囲気があり、都会的な台北とはまた違った台湾の魅力を感じることができました。


さらに、野球観戦が趣味なので、台北ドームに行って台湾の野球を見に行くこともありました。台湾でも野球人気は高く、応援歌など日本のプロ野球と同じぐらいの熱量で球場全体が盛り上がるので、非常に面白いです。皆さんのぜひ一度は台湾で野球観戦を体験してみてください!
台北ではさまざまな言語交流イベントが開催されていて、私もよく参加していました。台湾人はもちろん、世界中から来た人たちと交流することができました。中国語や英語の勉強をしながら友人を作ることもでき、楽しい時間を過ごしていました。
4.最後に
カケハシでのインターンシップを通して、SNSやインバウンドに関するマーケティングだけでなく、社会人として必要なマナーやスキルも多く学ぶことができました。インターンを始めた当初はマーケティングの知識もほとんどなく、右も左も分からない状態でしたが、カケハシの皆さんの丁寧な指導のおかげで、少しずつ業務を身につけることができました。
大学での活動やコミュニティでの経験もありましたが、カケハシでのインターンシップが、自分にとって一番成長を実感できた期間だったと感じています。メールや資料作成の基本、言葉遣いなど、社会に出て必ず役立つスキルを身につけることができたのも大きな収穫です。この経験で学んだマーケティングの知識やスキルを活かし、今後はマーケティングに関わる事業に積極的に挑戦していきたいと思います。
もし今、インターンシップに挑戦するか迷っている方がいれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。現場での経験から得られる学びは想像以上に大きく、自分の成長につながるはずです。






