台湾の大学・大学生の秘密を大公開!
こんにちは!
はじめまして、CAKEHASHIでアルバイトをしています、KIKIといいます。現在は政治大学のコミュニケーション学部の1年生で、広告や映像、デザインについて勉強をしています。
が!
実はもともとは関西学院大学の国際学部で勉強をしていました。
2014年の秋から交換留学で1年間台湾に来て、台湾をすっかり好きになってしまい、、、
『台湾にずっといたい!』+『政治大学で広告の勉強をしたい!』÷『でもどうしよう…』
=「縁があったら合格するかな??」という結論に至り、
入学試験を受け、本当に縁があって合格してしまい、昨年2015年の秋より、政治大学の一年生になりました。
(日本では、今年4年生になる歳なので、クラスメイトからのあだ名は「偽一年生」です…)
「偽1年生」の私ですが、台湾生活は「正式な2年生」なので、その目線を通して、リアルな台湾大学生事情をお届けしたいと思います。
現地大学生の秘密、たくさん知ってます
CAKEHASHIでのアルバイトの他に、CAMPUS COLLECTION in Taiwan というイベントの学生リーダーもさせていただいています。
(CAMPUS COLLECTIONとは:関西発祥の学生ファッションエンターテインメントショー。スタッフ、モデル、演者全てが学生で行っていて、関西では10年目。現在、大阪では2daysで5000人の集客を誇り、福岡、東京、台北でも開催予定。)
日本の大学にいた頃に参加をしていた CAMPUS COLLECTIONがちょうど台湾に来ることなり、現在は、約70名の台湾人学生スタッフとワイワイ楽しく毎週ミーティングをし、イベントに向けて準備をしています。
(Facebook ページ: Campus Collection Facebook ページ )
5月1日には、台湾1年目のご挨拶も兼ねて、プレパーティを行います。台湾では珍しいミスコンなどを行う予定です。是非お越しください!台湾人学生の生の声が聞けるいい機会ですよ〜^^
(イベントページ: Campus Collection プレイベントのページ )
Campus Collectionもあり、普段は大学に通っているので、毎日を基本的に台湾人大学生と一緒に過ごしています。
そんな KIKIの目からみた、台湾の大学生と日本の大学生の違いについて、お届けしたいと思います。
台湾の大学は日本の高校に似てる!?
台湾人の大学生は、日本の高校生に似ている所があるなぁ、と思うことが多々有ります。
イベントが多い!
日本の大学はサークルごとのイベントが多いと思うのですが、台湾では、学校でのイベントがたくさんあります。
そして、本気なのです。
入学したての控えめの新入生を盛り上げるために先輩も弛まぬ努力と工夫をしています。
そのために始まったのがこの遊び….
ばれたらダメ!!偽の1年生ゲーム????
※ 信じられないほどほど、時間と体力をかけるゲームです。
先輩が一年生のふりをして、一年生と仲良くなって、中から盛り上げよう!というのが大きな目的です。
はじめに書いた通り、私のあだ名は「偽一年生」と呼ばれることもあるのですが、実は「偽一年生」のパイオニアは私ではなく、、、このゲームが由来なのです。
(ここ何年かで始まった遊びのようです。)
その名の通り「本気で」一年生になりきるゲームです。
自分のFacebookを閉鎖して、偽名で新しいのを作ったり、
1年生の必修の授業に出たり、とにかく本気で1年生になりきるのです。
9月の新学年が始まる前から始め、
だいたい11月の宿營(新入生キャンプ)で、一年生とたっぷり遊んだ後、最後の日に、、、
種明かし!
意外とさらっと公開しちゃうのです。「実は2年生なんだ〜〜〜」
そこからはもう、1年生から、元の学年に戻ります。
今年「偽1年生」だった友達に聞いた所、大変だったけど、楽しかったそうです。
いろいろばれそうになるピンチもあったけど、一年生と先輩後輩関係なく仲良くなれてよかったそうです。
一番大変なのは、図書館の入館の際に、1年生に学生証を見られないようにすることだそうです。(笑)
この例からもわかるように、学校の行事を盛り上げるためなら手段を選ばない台湾人大学生。
本当に学校のイベントを大切にしています。
イベントの種類
大学のイベントにはいくつか種類があります。
- 学部のイベント
「◯◯学部の夜」という行事がほぼ全ての学部にあります。1年に1回開催されるのですが、内容は、コンサートのように歌を歌ったり、アイドルのようにダンスをしたり…ここ数年は、やはり韓国アイドルのコピーが多いようです。
私の学部は、映像制作なども勉強できる学部なので、「コミュニケーション学部の夜」では、脚本から演出、役者まですべて、うちの学部の学生でする本格的な舞台劇をします。
- 音楽系・ダンス系のサークルの発表会
これは日本にもありますね。でも、日本と違うのは、台湾のサークルは、日本の大学の部活とサークルの間のようなものなのです。
どういうことかというと、日本のサークルは自分でたち作って、自由に活動できると思うのですが、台湾のサークルは、すべて学校が管理をしています。でも、日本の大学の部活のように、活動が厳しいわけでもなく、ゆるく活動しています。(体育会系は厳しいようですが)
新学期になると、学校主催で、サークル紹介のブースが立ち並ぶ週があります。そこで、みんな新しいサークルを探します。
4年間同じサークルに所属する人もいるのですが、日本と違いサークルを毎年、毎学期変える人も多いです。
また、サークルに何かを習いに行く、という感覚の人も多く、「授業」という形をとって行っているサークルも少なくありません。
日本にはないようなサークルも多く、彩妝保養社というサークルでは、お肌のケアからお化粧の方法まで勉強できてしまいます。
外部の先生が来たり、お化粧の上手な学生が先生になって教えています。
(台湾の大学生は、天気が暑いこともあり、学校へ行くときにお化粧をしている人は多くなく、日頃は日本人学生と比べて、お化粧に触れる機会がありません。)
政治大学に来てびっくりしたのですが、
なんと!マジックサークル、カクテルサークル、プラモデルサークルまであるのです。
ちなみに私はプラモデルサークルの隠れファンで、展示会があると知ったときは、こっそり見に行っています。
そして、政治大学では、流行ダンスサークルが一番人気っぽいです。 (KIKI調べ)
アイドルのようなかわいいダンスから、かっこいいブレイクダンス、ちょっとびっくりしちゃうようなセクシーなダンスまでたくさんのジャンルがあるそうです。
- 地域会のイベント
大学にはいろいろな地方の出身の学生がいます。
日本の大学では見たことないのですが、台湾には台北会、高雄会、桃園会などの地元の会があります。
その会でもイベントをするのです。内容もだいたい学部のイベントとは変わりません。
学校のイベントは、日本の高校の文化祭のような感じでみんなが遅くまでダンスの練習をしたり、歌を作ったり、誰かが、リタイアしちゃいそうな時は、みんなで話し合いをしたり、本当に熱いです!!
台湾人学生にとっての学校
台湾に来て思ったのは、日本と比べて、学校にいる時間が長いのです。
それもそのはず、台湾人学生にとって、学校はなんでもできてしまう小さな町のようなもので、生活の中心なのです。
①バイトも学校で??
日本の大学生は、アルバイトをしている人がほとんどですが、台湾人学生はアルバイトをしているのは少数派で、学校でアルバイトをしている人も多いのです。
先日も単位のことで、学校の事務所に相談に行ったら、受付が友達でした。
②住むところは寮!
台湾人学生は、基本的に寮に住んでいます。
わたしの通う政治大学では、基本的にみんな寮に住んでいて、4人部屋がほとんどです。
家賃も安く1学期(5ヶ月)で1万元ほど!
③学校の近くでなんでも買える!
学校の周辺が小さな町のようになっていて、ご飯も生活用品もある程度のものならなんでも学校の近くで揃うので、特に用がない限りは、わざわざ遠くに行かなくていいのです。
④デートも学校で …♡
台湾人学生は、恋愛に関してすごくオープンなところがあり、デートも学校でしちゃいます。
学校の中でも平気で手をつないだり、スキンシップをとっていたり、
カップルで同じ授業をとって、授業中でもこっそり机の下で手をつないだり….
別々の授業であれば、彼氏さんが彼女さんを教室まで送り届けて、「また後で会えるからね」と惜しみながら授業へ行くカップルも珍しくありません。
見ているこっちの顔が赤くなっちゃいます。
夜になると、女子寮の前には、カップルがたくさん!
彼女さんを送り届けに彼氏さんが来ているのです。
中には明日も会えるのに泣いているカップルも…本当に情熱的です!
⑤テスト前は図書館オール
イベント事も大好きですが、勉強もしっかりするのが台湾の学生。
政治大学では、テスト前になると図書館が24時間オープンになります。
そして、空いている席をさがすのが大変なほど、たくさんの人が利用しています。
驚くべきことは、テスト前でなくても、図書館ではいつもたくさんの学生が勉強をしているのです。
遊ぶときは遊び、勉強はしっかりする、台湾の学生は文武両道ができている人が多い印象です。
まとめ
台湾の大学生の実態
- 学校のイベントに本気
- 学校が小さな町のよう
- 情熱的!!!
日本人の学生と違うところも多く、はじめのうちはびっくりすることもありましたが、深く深く台湾人学生を知っていくと、本当に素直で熱い人が多いことがわかりました。
現地の学生は本当に優しくて、フレンドリーな人が多く、友達にもなりやすいです。そんな台湾人学生と毎日触れ合うことができて、本当に幸せだと思っています。
(今回書いたことは政治大学での例なので、ほかの学校ではもしかしたら違うかもしれません。)