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目次
1.台北国際旅展とは
こんにちは!カケハシの恵美です。11月26日~29日に台北世界貿易センターで、TTE台北国際観光博覧会が開催されました!今年は5月に開催される予定でしたが、5月から8月までコロナ感染拡大警戒レベル第3級となり延期になったため、約一年ぶりの開催となりました。
出展者数はコロナの影響で減少していましたが、台湾国内外の自治体、鉄道、旅行会社など約80団体が出展しました。
日本からは日本観光局JNTOなどが参加しました。JNTOブースに併設されたステージは、自治体や企業などの観光案内ステージや茶道体験、日本酒体験などが行われました!早速皆さんに、当日の展示会の様子をご紹介したいと思います!
台湾には、毎年入場者数が10万人を超える大規模な旅行博が春夏秋冬各シーズンに行われます。今回は、TTE台北国際観光博覧会(2021)に潜入してきました。台湾の三大旅行博の一つということもあり、初日でしたが多くの来場者でとてもにぎわっていました!
2.日本観光局JNTOブースで突撃インタビュー!台湾人の反応は?
日本観光局JNTOブースでは、鉄道・サイクリング・グランピングなどテーマ別にパンフレットが配置されていました。未だ、いつ日本旅行が解禁されるかわからないものの、多くの来場者がパンフレットを持ち帰っていました。
日本台湾交流協会の畠中環さんは「コロナの影響もあり、サイクリングやグランピングなどのアウトドアアクティビティの人気が高まっています。日本全国の観光地を芸術、グルメ、自然、アウトドア、都市、リラックス、伝統の7つのパッションに分け展示し、URLをかざすと詳細が見れるようになっています。」と話してくれました。
ー日本製の景品が当たるガチャガチャ
JNTOブースとイトーヨーカドーブースの二か所を回ればガチャすることができます。日本製の景品が当たるということもあり多くの来場者が挑戦していました。
ーJNTOブースステージで茶道体験
JNTOブースに併設されたステージでは、さまざまな自治体や企業、団体が観光PRステージを行いました。
畠中さんは「今年の4月にステージ出演希望団体を募集しました。多くの応募があり、コロナ中でも日本の魅力を知ってもらいたいという団体の思いが伝わって来ました。」と話してくださいました。
26、27日には茶道体験が行われ3人限定で抹茶と和菓子が提供されました。表千家不白流師範の佐藤宗翠さんは「コロナの影響で皆さんにお抹茶と和菓子をお出しできないため、目で楽しんでもらうえるよう、茶道具だけでなく和菓子も季節を感じられるイチョウにしました。生徒にとってもいい経験で、茶道を通して日本文化を自分のものにしていってほしいです」と笑顔でお話してくださいました。
その他、岐阜県恵那市などの各自治体の紹介ステージや、MISS Sake Taiwanが来場し、日本酒に親しみを持ってもらえるように試飲会を行っていました。
3.台湾観光特産・ギフト博覧会
TTE台北国際観光博覧会の隣会場では台湾観光特産・ギフト博覧会が開催されていました!
10月5日にイベントや飲食の規制緩和がされたため、試食販売や、飲食提供がされていました。会場内に食事スペースが設けられ、屋台のように購入した料理をその場で食事できるようになっていました。
ー大花農場 食用バラの加工品を販売
会場を歩いていると、ひときわ華やかで目を引くブースがあり思わず立ち止まりました。屏東の食用バラ農家「大花農場」です。
社長の楊添得さんにお話を伺ったところ、大花農場は13年間有機農法で食用バラを栽培し、加工品を自社開発しているそうです。現在10種類ほどあり、商品のオシャレなパッケージも自分たちでデザインしているとのことで驚きました。
ローズジャムを試食させて頂いたのですが、自然なバラの香りがとてもよく、程よい甘さでとても美味しかったです。楊さんのバラは水耕栽培ではなく土壌栽培のため、花びらが厚くしっかりしていて、香りも濃厚なのにすごくスッキリしているので本当にいい香りでした。
プレゼントで頂いたバラの花は、お湯に浸してローズティーとして飲んでも良し、お風呂に浮かしてバスタイムを彩っても良し、バラの魅力をとても感じました。
楊さんは「今後バラ農園を開放し、レジャーとして楽しんでもらえる施設を開設したいです。多くの人に安心安全な食用バラの魅力を知っていただき、楽しんで頂きたいです」と笑顔で話してくれました。
まとめ
台湾は5月にコロナ感染拡大警戒レベル第3級になり緊張状態が続きましたが、9月ごろからからイベントや飲食に関する制限が緩和されてきました。10月に行われた台北国際夏秋総合旅展(STF2021)では飲食禁止だったため、今回の展覧会で許可されたことは、アフターコロナに向けて大きな第一歩だと感じました。日本観光局JNTOブースでも多くの来場者で賑わい、ステージも大盛り上がりだったことから、台湾人の日本への関心の高さを感じ、アフターコロナが待ち遠しいなと思いました。