デザイナーの卵たちが競う芸術の祭典「YODEX」
ニーハオ!インターンの、りほです。
2016年5月13日から16日まで、4日間に渡ってYODEX2016が台北世界貿易センタービルで開催されました。
YODEXとは
台北で年に一回行われる世界最大規模の学生デザインフェス、
新一代設計展(Young Designers Exhibition)のこと。
35年目となる今年は、台湾国内から64の学校、また海外7カ国(カナダ、アメリカ、イギリス、日本、オーストラリア、ニュージーランド、イタリア)からも13の専門学校が参加し、9000人の学生デザイナーにより作られた4000点以上の作品が展示されました。今後を担う新世代の作るオリジナルの作品に、台湾国内では多くの注目が集まりました。
今回はそんなYODEXの紹介をしたいと思います!
デザインが重要視されるイマの台湾
台湾でデザインを学ぶ学生にとってYODEXは学生生活の集大成、そして社会に向けて自分の作品を発表する貴重な機会でもあり、大きな意味を持ちます。
また出展作品はプロダクトやマルチメディア、ファッションといった分野ごとに審査にかけられ、優秀作品は表彰されます。
台湾国内にあるデザイン専攻科のある大学、専門学校のほぼ全校が参加していることもあり、互いのライバル心を仰ぎ毎年とても盛り上がります!
出典:http://www.yodex.com.tw
YODEXは学生たちのみならず社会が注目するイベントになっていることがポイントです。
2016年のワールドデザインキャピタルに選ばれている台北市をはじめとして、台湾ではデザインに対する注目度が年々高まってきています。
こちらの動画では台湾の大学生による作品が紹介されています。(英語の字幕付きです。)
(2:43~)無人駅をもっと便利に、面白くするための工夫を
(6:23~)台北のバス停の表示をもっと見やすくするためのデザインを
それぞれ紹介しています。
こういった作品やプレゼンを、多くの企業が人材発掘を目的に見に訪れており、デザインを学ぶ学生と社会との連携の強さを伺うことができます。
台湾ではシステム開発が発展中!
先日日本で開催された世界最大級のスタートアップイベント、SLUSH ASIA 2016内で行われたピッチコンテストにおいて、優勝に2年連続で台湾の企業が選ばれ、またファイナリスト5社のうち3社が台湾企業という結果を納めています。
この3社はどれもシステム開発の企業なのですが、ユニークで新しいシステムを生み出すという点において、台湾が世界的に見ていかに優れているかが分かりますね!
こういった力を持つスタートアップ企業の活躍と、次世代が生み出すデザインが今後の台湾をもっと発展させていくのは間違いないでしょう!!
そんなことを思った今回のYODEXでした。^^