台湾や日本、世界各国の企業が出展する「2017世貿年貨大展」とは

旧正月を数日後に控えた台湾では、少しずつお正月の雰囲気を感じられるようになってきました。

台湾では旧正月を「春節(チュンジエ)」と言い、1月28日(土)にお正月を迎えます。
1月27日(金)〜2月1日(水)の6日間、台湾では大型連休に入ります。

 

カケハシの事務所がある世界貿易センタービルでは、ほぼ毎週のようにジャンルを問わず様々なイベントや展覧会が台湾最大規模、時にはアジア規模で開催されています。

展覧会は新しい発見と出会えるので、展覧会巡りが台湾生活での趣味になりつつあります。

 

1月12日(木)〜16日(月)の5日間、「2017世貿年貨大展(台湾ニューイヤーマーケットフェア)」が開催されたので、早速足を運んできました。

 

2017世貿年貨大展(台湾ニューイヤーマーケットフェア)とは?

「2017世貿年貨大展(台湾ニューイヤーマーケットフェア)」は毎年、旧正月前に開催される展覧会。

旧暦の新年を祝う商品や、新たな一年を迎えるために必要な衣服などの生活用品、年賀のあいさつに持参する手土産など、ジャンルの商品も幅広く、世界各国の企業も出展しています。

昨年は31万人を動員した台湾でも大きな展覧会です。

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会場はたくさんの方で賑わっていました。

会場は多くの来場者で賑わっていました。私個人の見解ですが、この日の年齢層は30後半〜60代の方が多く、男女の比率もだいたい同じぐらいだと感じました。

 

展覧会で垣間見るIT大国・台湾

私が今回の展覧会で最も驚いたのがこちらのブース。

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お参りするために長蛇の列が。

なんと、お寺が出展しています!

このお寺は台湾の中部に位置する県・雲林県の「北港朝天宮(ほっこうちょうてんぐう)」。
1694年に創建されて以降、300年以上に渡って台湾の人々が大切にしてきた寺院です。

このお寺には「媽祖」と言う航海や漁業の神様が祀られており、台湾の人々が厚く信仰している神様です。
ちなみにここは、台湾全土で300軒以上祀られている「媽祖」のお寺の大本(総本山)なのだそうです。

その300年以上の歴史を持つお寺が、台北までやってきた事にとても驚きました。何てフットワークの軽い神様なんでしょうか。
そう言った背景もあり、ここのブースはひときわ盛り上がっていました。


驚いたのはそれだけではありません。

こちらのお寺、SNSを駆使して日々情報発信を行っているのです。それがこちら

このページは現在36万人以上のファンがおり、これまでに91万人以上がチェックインしています。

北港朝天宮を調べていく中で偶然発見したのですが、大変驚きました。
300年以上の歴史を持つお寺でさえも、フェイスブックを利用して情報発信をしている。
フェイスブックが生活の一部に浸透している台湾ならではだと感じました。

 

海外からは主にアジアを中心とした企業が出展。

海外からは主にアジアを中心とした、様々な商品を取り扱う企業が出展していました。

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ちびまるこちゃんのポップコーン

日本からは、台湾でも人気の高いちびまるこちゃん。

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韓国ブース

こちらは韓国のブース。基礎化粧品や、食品など様々な商品が並んでいました。

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たくさんの商品が山積みされたブース

こちらはマレーシアのお菓子ブランド「Julie’s」のブース。創立30年以上の現地で人気のお菓子メーカーだそうです。

その他、インドやシンガポール、ギリシャなど世界各国の企業のブースもあり、国際色豊かな会場でした。

 

台湾企業は様々なジャンルの企業が出展。

台湾からはジャンル問わず、様々な企業が出展していました。

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漢方のブースは多く見られました。

その中でも一番多かったのが、漢方茶や健康食品などを取り扱っているブースでした。

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スピーカーを販売しているブースも。

その他、スピーカーを販売しているブースや、サウナスーツを扱っているブース、または包丁マッサージを行っているマッサージ店のブースなど、幅広い商品を取り扱う企業が多く見られました。

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クロネコヤマトの宅急便も

会場にはクロネコヤマトのブースもあり、会場で購入した商品をその場で送ることができる場所も設けていました。

 

今回の展覧会の感想まとめ

今回の展覧会は様々な幅広いジャンルの商品を見る事ができました。

個人的には、お寺のブースが最も興味深く、台湾の人々の信仰心の強さを実感すると共に、台湾でのフェイスブックの重要性を改めて感じる事が出来ました。

展覧会は、このような新しい発見と出会えるのでとても面白いです。また次回の展覧会に行った際はご報告します。

執筆者:YUKO