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2015年の年末から2016年始にかけて開催された台湾最大のモーターショー「世界新車大展」。

モーターショーを訪れると、まず目に入るのは広大なトヨタのブースです。
2014年のデータではトヨタは台湾の自動車市場の29.7%を占め、シェア率NO.1を誇っています。

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トヨタが展示会で特に力を入れていたのは新エネルギー分野です。電気自動車、また最近開発が進んでいる水素自動車がメインに展示されていました。
台湾では近年充電スタンドが増えてインフラが整備さえてきたことと、環境対策意識の高まりからエコカーの需要が高まっています。行政も自動車の排ガス規制が厳しい欧州の基準を採用し、エコカーの利用を推進しているそうです。
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他のブースにはホンダ、スバル、、三菱、日産など日本を代表する自動車メーカーが多く出展し、会場のほとんどのスペースを日本車が埋め尽くしていました。

台湾では日本車が市場シェアの71%を占めています(2011年)。これほどまでに日本車が台湾で人気を集めている背景には、台湾での日本車に対する高品質、低燃費なイメージだけではなく、台湾社会や消費行動の特徴が深く関わっています。

台湾の自動車の世帯普及率はここ10年58%程度に安定し成熟市場になっています。(日本の世帯普及率は85.5%)その要因としては台北の中心部では駐車場の価格が上昇していること、都市部でMRT(台湾の地下鉄)の利用率が高いこと、バイクが日常の必需品になっていることなどが挙げられます。
ただ自動車は市民にとっては重要な交通手段の一つで、通勤、休日のレジャーやデート、子供の送迎などに広く使われています。

台湾では日本と同様に中間層が多い社会です。富裕層は自動車を購入する際にはブランドイメージを重視する一方、中間層は価格要因や実用性を重視します。
また家庭のお金に関しては女性がコントロールしていることが多く、女性の好みが優先されています。女性は男性に比べて派手な高級車よりも価格の安さや燃費を重視する傾向にあります。

中間層が多く、加えて女性の好みが優先される社会、日本車が持つ高品質なイメージが日本車の人気を押し上げているのですね。