毎年行われている台湾国際旅展International Travel Fair (以下ITF)は今年で31周年目になります。
台湾では多くの旅行展が開催される中、最も規模が大きいのがITFです。

今回はITFとは何か、出店の際のブース設計、そしてプロモーション方法に焦点を当て、ITFについて迫ります!

ITFとは?

ITFはアジア太平洋地域で最も人気のある旅行展であり、台湾で最も規模が大きい旅行展示会です。
毎年世界貿易センタービル1館と3館で行われ、台湾国内から世界各国の旅行関係企業・地方自治体・団体が参加します。例えば、国の観光局からエアライン、ホテル&リゾート、ショッピング&レストランなどが出展します。
展示会というと日本では旅行情報の展示がメインですが、台湾の旅行展示会は、旅行商品の購入を目的とした働きかけが多くtoC向けの即売会のような状況になっています。

2016年度は11月4~7日の4日間開催され、60ヶ国・地域以上から950の出展企業が参加しました。ブースの数は合計約1,450に上り、そのうち日本ブースは参加国別最多の137でした。また、来場者数は4日間合わせて361,071人に達し、過去最多記録を更新。さらに、4000以上ものテレビ・新聞・雑誌を含む国内メディアに取り上げられました。

こちらの動画では過去のITFの様子を知ることができます。

 

2017年度は10月27日(金)~30日(月)の4日間で開催される予定です。開催場所は昨年と同じ世界貿易センタービル1館と3館で行われます。

ITFで失敗しないブース設計

1000以上ものブースがある中で差をつけるためには、まずはブースのデザインなどの見せ方が重要になってきます。

① 基本なブースの内容
まず使うブースの数を決める必要があります。
ブース数によって表現できる範囲が変わります、基本セット1ブース辺りの大きさは、縦300cm×横300cm×高さ250cmになります。長方形テーブル1台、電球3つ、椅子2台、絨毯、ごみ箱1つ、看板とブース番号が基本セットに含まれています。

1ブース(基本セットのみ)

追加注文でテレビやテーブルなどの備品を頼むことができます。

展示会の内容にもよりますが、基本セットのみですと華やかさが欠けてしまいますので、ITFのような規模の大きい展示会の場合は、複数のブースを契約してしっかり設計&デザインするのが主流です。

使う素材によって金額は変動しますが、1ブース辺りの相場は9~13万台湾ドルになります。また、後ほど下記の方でもデザインについて触れていますので、ぜひ目を通してみてください。

② ブースの位置
2016年度では、日本ブースエリアは世界貿易センタービル1館の1階2階の展示会入り口付近に設けられ、国別で日本は最多ブース数となりました。

世界貿易センタービル1館1階見取り図

弊社はインバウンドのPRに関する兼ね合いで、クライアント様の展示会出展にもご協力させていただくことがあり、昨年幾つかブースを担当しました。下記の図は昨年度の世界貿易センター1館2階の見取り図です。点線で区切られているところが日本ブースにあたり、弊社は日本ブースの隣のブースを担当しました。
ちなみに日本ブースはJETROさんが仕切っておられるかと思います。

2016年度世界貿易センタービル1館2階見取り図

③ブースのデザイン
上記で述べたように装飾無しの基本セットのみでのブース展開ですと、周りのブースと比較して目立たず集客に影響が出ます。
ITFの場合は、2ブース以上の契約でブースのデザイン&装飾されている企業が多いです。下の写真3枚は他の展示会でのブースのイメージです。

2ブースを使った場合の設計例

全木材制作で対外看板なしのデザインです。

4ブースを使った場合の設計例

全木材制作ですが、デザインが複雑な作りになっています。

6ブースを使った場合の設計例

こちらは木材がメインで、電子看板を多く配置してあります。

気になるデザイン設計をしたときの計算式はこちらになります↓
合計金額=ブース基本料金+(施工費×ブース数)
使用されるブースの数や材料によって金額は変化しますが、多くの来場者、競合ブースがいる中で、まず視覚から先行して訴求できる
ブース設計は非常に重要な役割です。

ITFで失敗しないプロモーション方法

36万人以上が訪れるITFで自社ブースにに興味を持ってもらうには、いかにプロモーションするべきでしょうか。

展示会において「ショーガール」や「呼び込み」を利用することはもちろん、「ブロガー」や「タレント」を起用することが他社と差をつける一つのポイントとなります。
例えば旅行展であれば、旅行系ブロガーや、旅行番組のレギュラータレントに協力いただき、展示会前にSNSで事前告知してもらったり、
展示会当日に足を運んでいただき、挨拶してもったり、SNSのライブ動画で実況していただいたり、出来ることはテーマや人に応じて様々です。

①「ショーガール」「呼び込み」を利用によることの狙い

ショーガールが進行を請け負うゲーム参加型イベント

  • 出展ブースへの集客
  • キャンペーン情報の拡散がスムーズに

賑やかし、などとも呼んでますが、プロのショーガールやMCさんを利用し、
当日キャンペーンなどを効率よく入場者に伝える事で、より多くの人に注目してブースイベントに参加いただいたり
商材のご案内が可能にあります。

②KOL(ブロガーやタレント)を起用することの狙い

台湾でトップシェアのブログサービスpixnet(痞客邦)では、「台湾人の3人に1人が毎日ブロガーの記事をチェックしている」というデータがあります。
このことからも分かるように、台湾人にとってブロガーは身近な存在です。このブロガーやタレントを展示会に起用することによって他社(ブース)に大きく差をつけることが可能になります。

人気タレントやブロガーを起用し盛り上がったブース例

(JAPANKURU公式サイト https://www.japankuru.com/)

  • SNSにて展示会の事前告知

台湾人の85%以上が利用しているFacebookで、事前に展示会やブースの内容を告知します。
情報の拡散力に優れたFacebookを活用することで、興味のある人に効率良く展示会やブースの内容と商品の情報を事前にいち早く届けることができます。

Facebookの事前告知で、興味のある人にブースの存在を知ってもらいましょう

その他の集客施策

  • 現地のブースでの出演や、KOLによるリアルタイム投稿での拡散

旅行ブロガーとは言え、皆さんそれぞれ個性をお持ちです。例えば、「関西エリアの情報発信に強い人」「ホテルの情報に強い人」「SEOに強い人」「facebookの拡散力に優れた人」「女性への指示が多い人」
彼らKOLと呼ばれるブロガーやタレントさんに現地でFacebookページを通じて、ライブ動画に出演していただいたり、リアルタイム投稿をしていただくことで
「展示会のいま」集客の即効性を上げることも可能です。

  • 展示会やブースの情報を後日ブログで発信してもらう

展示会が終わって、なんとなく満足してそのままになっていることはありませんか?
どれくらいの人に情報が届いたのか?など見込み客の獲得や、リサーチなどに最大限活かしていかないと、展示会での労力が無駄になってしまいます。
こちらは展示会後に、追い打ちで情報を発信&拡散するパターンです。
展示会場では伝えきれなかったことを伝えたり、Webに誘導して予約などの促進を行うためのものです。
展示会場では多くの人が詰め寄るため、来場者にQRコードを読ませたり、Webにアクセスされることは思った以上に困難です。
それをブロガーの記事で事後フォローしてもらうというものです。
このブログ記事の中に、ゴールとなるHPのURLなどを埋め込み、アクセスやコンバージョンなどしっかりインサイトを取得し、
販促を行うと共に今後のプロモーションに役立てます。

このようにブロガーやタレントを起用することによって、展示会でのPRに幅が生まれます。
ブース出展という投資の効果を最大化できるよう、テーマに応じたプロモーションを策定するのが重要です。

今年のITFの開催日は2017年10月27日~30日
出展に関する申し込みについては、ブースの空き状況によりますので、直接お問い合わせください。
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